日立製作所(日立、古川一夫執行役社長)は10月2日、液晶テレビやプラズマテレビなど、欧州の薄型テレビの製造拠点として、チェコ共和国に新会社「日立ホームエレクトロニクス(チェコ)社」を設立すると発表した。

 新会社は、首都プラハから北西約80kmに位置する、同国ウィスティ州のトライアングルFPDシティに製造拠点を建設し、07年夏から生産を開始する。今回の薄型テレビ製造拠点の設立により、薄型テレビの生産能力の増強、最適なSCM(Supply Chain Management)構築、生産リードタイムの短縮によるコストの低減、また、安定した製品供給による顧客の獲得などを見込んでいる。

 また、隣接地に新設予定のIPSアルファテクノロジの液晶パネルモジュール工場と連携し、プラズマ・液晶の両方のパネルモジュールとの一貫した生産による生産効率の向上を図る。さらに、地上デジタル放送への対応など、現地の需要に対応した製品開発を実現するために設計・開発部門を新会社に設置し、日立ヨーロッパ社の開発部門と連携しながら開発力の強化を図っていく。

 生産能力は、薄型テレビ(プラズマ・液晶テレビ)が月産8万台、プラズマパネルモジュールが月産10万台。従業員数は07年で約1500人の見込み。