ソニーは10月3日、次世代DVD規格「ブルーレイディスク(BD)」に対応し、地上・BS・110度CSデジタルチューナー内蔵したHDD搭載BDレコーダー2機種を12月8日から順次発売すると発表した。


 ラインアップはHDDが500GBの「BDZ-V9」と250GBの「BDZ-7V」で、価格はともにオープン。実勢価格は「BDZ-V9」が30万円前後、「BDZ-V」は25万円前後の見込み。


 片面1層で容量が25GBの書き換え型ディスク「BD-RE」と追記型ディスク「BD-R」の録画に対応し、地上デジタル放送のハイビジョン画質で最大3時間の映像をBDに記録できる。また、「BDZ-V9」は地上デジタル放送のハイビジョン画質で最大61時間、「BDZ-7V」は29時間をHDDに録画できる。HDDからBDへは4倍速でダビングが可能。

 また、HDV1080i端子をもち、ソニーのハイビジョンデジタルビデオカメラの「HDV1080i」方式で撮影したハイビジョン映像を、劣化させることなくそのまま、BDやHDDにダビングできる。本体に内蔵するUSB端子経由でデジタルカメラの画像をHDDに取り込み、BDに保存する、といった使い方にも対応する。


 再生機能では映画をはじめとするBDソフトに対応し、リニアPCMサラウンドの音声をそのまま出力することができる。そのほか、DVD、AVCHDフォーマットで記録されたディスク、CDも再生できる。

 「BDZ-V9」では、「1080p」方式のハイビジョン対応専用チップを搭載しており、フルハイビジョン(フルHD)対応の薄型テレビとHDMIケーブルで接続することで、ハイビジョン映像をそのままの画質で出力して楽しめる。また、アナログ放送やDVDソフトなども1080p方式でハイビジョン映像に変換するため、高画質で楽しめる。

 デジタルチューナーは2基内蔵し、2番組の同時録画や1つの番組を録画しながら、別の番組を視聴するといった使い方もできる。新たに開発した番組検索エンジンも備え、複数のキーワードやジャンルの番組を03秒以下で検索できる。また、携帯電話からの番組予約機能なども盛り込んだ。

 発表会で、ソニーの西谷清・コーポレート・エグゼクティブSVPは「BDレコーダーは放送、映画など家庭に入るあらゆるコンテンツを楽しむための中核となる商品」と述べ、BDレコーダーに対する自信を見せた。BDの普及時期については「1年後ぐらいには(次世代DVDの)主流となる」との見方を示した。


 BD陣営では、松下電器産業がBDレコーダーを11月に発売すると発表。松下のレコーダーは片面2層で容量が50GBのディスクに対応しており、ソニーのレコーダーは録画時間が少ないディスクのみの対応となるが、この点について、西谷コーポレート・エクゼクティブSVPは「技術検証の最中でまだ50GBはまだだが、早い時期に対応させる」とした。