日本サムスン(李昌烈社長)は9月29日、Adobe RGB対応の20.1型カラー液晶ディスプレイ「SyncMaster XL20」を11月下旬に発売すると発表した。オールインワンカラーマネージメントモニターとして、DTP・グラフィック系専門ディーラーや量販店で販売する。価格はオープンで、サムスンダイレクトでの販売価格は15万8000円。

 DTPなどで使われる「Adobe RGB」に対応。さらに、専用キャリブレーションソフト「Natural Color Expert」、カラーマネージメントツール、プルーフィングソフト、組み立て式アルミ製遮光フードを同梱し、カラーマネージメントを簡単に始められるようにした。

 液晶パネルは最大解像度1600×1200ドットのUXGA対応で、中間階調域の応答速度8ms、輝度250cd/m2、コントラスト比1000:1、上下左右視野角178度と高性能。さらに、LEDバックライト光源を採用することで、通常の液晶ディスプレイに比べて約40%の色域向上を実現した。ディスプレイの回転を自動的に感知し、縦表示する「オートピボット機構」も備えている。

 接続インターフェイスはDVI-IとDVI-Dを各1系統ずつ装備。本体サイズは幅448×高さ390.8×奥行き220mm、重さは7.6kg。RoHS指令やJ-MOSSグリーンマーク、PCグリーンラベルなど各種環境規格にも対応している。

 Adobe RGBは、98年にアドビシステムズが発表したRGB色空間の定義。国際標準規格のsRGBよりも広い色再現領域を持つが、Adobe RGB対応モニターはこれまでは60万円以上と高価だった。その一方で、デジタル一眼レフカメラや高価格帯のデジタルカメラで、Adobe RGBでの撮影に対応する製品が増加。普及価格帯のAdobe RGB対応モニターに対するニーズが高まっていた。