スズキは9月26日、ハンドル操作型の電動車いす「セニアカー」シリーズで、燃料電池を搭載した「MIO(ミオ)」を開発したと発表した。

 「MIO」は、液体燃料を使用する燃料電池で発電し、モーター駆動によって走行する電動車いす。従来の「セニアカー」は、鉛蓄電池を搭載し家庭用電源などからの充電が必要だったが、「MIO」は、液体燃料を充填する燃料電池ユニットと、補助バッテリーである大容量のリチウムイオン電池を搭載することで利便性を向上。連続走行距離も大幅に伸ばし、メタノール水溶液1回の充填(4L)で40km以上の長距離走行を可能にした。

 また、安定感のある車体にボディーガードを兼ねた大型アームレストを採用。バーハンドルの両端に球形ノブを採用した新型ハンドルによって、大きく曲がるときに手首への負担を減らし、ハンドル操作をしやすくした。シートには、スプリング効果のあるメッシュタイプ生地を採用しクッション性・通気性を向上、乗り心地や快適性を高めた。燃料の残量や発電状態などを読み取りやすくするため、大型液晶パネルも採用した。