セイコーエプソン(エプソン、花岡清二社長)は9月26日、冬商戦向けにプリンタ「カラリオ」シリーズの新製品8機種を10月5日から順次発売すると発表した。エプソン販売(真道昌良社長)を通じて販売する。家庭内プリント需要を積極的に掘り起こし、国内個人向けプリンタ市場で52%のトップシェアを狙う。

 セイコーエプソン(エプソン、花岡清二社長)は9月26日、冬商戦向けにプリンタ「カラリオ」シリーズの新製品8機種を10月5日から順次発売すると発表した。エプソン販売(真道昌良社長)を通じて販売する。家庭内プリント需要を積極的に掘り起こし、国内個人向けプリンタ市場で52%のトップシェアを狙う。

 発売するのは、複合機が「PM-T990」(予想価格は5万円台後半)と「PM-A970」(同4万円台後半)、「PM-A920」(同3万円台後半)、「PM-A820」(同2万円台後半)、「PX-A720」(同1万円後半)の5機種、インクジェット機が「PM-D870」(同2万円台中盤)と「PM-G4500」(同3万円台後半)、「PM-G850」(同1万円台後半)の3機種。

 新たに開発した画像処理エンジン「リアロイド」を搭載し、ダイレクトプリント時でもパソコンと同程度の処理で印刷できるようにした。さらに、ダイレクト印刷でのL版1枚あたりの出力速度25秒とした。画質面では、ドットサイズ制御機能「アドバンスド・マルチ・サイズ・ドットテクノロジー」の強化で最適なインク配置で印刷するほか、自動補正機能「オートファイン!EX」の強化で人の肌や背景のバランスを考慮した自然な色を再現できるようにした。セイコーエプソンの丹羽憲夫・副社長は、「画質や印刷スピードを向上させることで、家庭内で気軽に写真を印刷できる『おうちプリント』を一段と促進させていく」としている。

 また、最上位機種の「PM-T990」ではテレビでのプリントが可能。現段階では松下電器産業の薄型テレビ「VIERA(ビエラ)」に対応する。撮影した写真を、テレビ画面を通じてプリントできるほか、デジタル放送のコンテンツを印刷できる。来年春には、インターネットテレビ各社の放送にも対応する計画で、「デジタル放送エリアの拡大やインターネットテレビのコンテンツ充実で、テレビプリントがパソコンプリントや(デジタルカメラやメモリからの)ダイレクトプリントに次ぐ第3の柱になるだろう」(エプソン販売の真道社長)とみている。



 年末シェア目標52%の内訳は、「複合機で55%、コンパクトプリンタで60%、単機能機で30%を獲得すれば達成できる」(セイコーエプソンの丹羽副社長)という。国内プリンタ市場については、「06年前半はサッカーのワールドカップなどで薄型テレビに需要が集中し、市場が前年割れとなった。しかし、前半に需要がすくなかった分、下期は前年を上回るだろう。最低でも6%は増加する」(同)と見通しを示した。