イーズ・コミュニケーションズ、暗号と分割でファイルを保護するツール

ニュース

2006/09/26 10:20



 イーズ・コミュニケーションズ(上野均社長)は、情報漏えい対策ツール「影郎/セキュアポケットPC」を発売した。税別価格は1ライセンス9800円。法人向けに10ライセンス以上購入した場合の割引価格も用意した。

 保護ファイルを「影郎/セキュアポケットPC」の専用画面にドラッグ&ドロップするか、登録ボタンでファイルを選択するだけで、ファイルが登録され、「暗号化」が行われる。ファイルを暗号化した後は、2つのシェア(切片)に分割し保存する。登録された保護ファイルはダブルクリックで開くことが可能。

 ファイルはアプリケーション終了時や登録・更新時には、自動的に「暗号化」と「分割」が実行されて影郎のフォルダに格納される。ファイルの保存先をUSBメモリやMOなどの外部記憶媒体に設定することもできるため、PCが盗難にあった場合でも情報漏えいを防止できるという。

 分割されたファイルはそれぞれ単独では意味のない文字列として表示されるだけで、情報を取り出すことはできなくなる。仮に2つのシェアが揃っていても、保護ファイルを登録した専用画面上でなければファイル名を表示することもできない。

 専用画面はWindowsのエクスプローラ画面と同様に、自由にフォルダの作成、移動、名称変更、削除ができるため、日常のデスクトップツールとしても利用することが可能。対応OSは、Windows XP、2000。