AOS、USBメモリなど周辺機器をセットにしたユーティリティソフト4種類

ニュース

2006/09/25 09:59



 AOSテクノロジーズ(佐々木隆仁社長)は、データ移行ソフトとデータ抹消ソフトのパッケージ、HDD用バックアップソフトなどユーティリティソフト4タイトルを10月6日に発売する。それぞれソフトとあわせて使えるUSBケーブルやUSBメモリなどを付け、単品で買うより手頃な価格を設定した。

 価格は、大手量販店などでパソコンを購入したユーザー限定で販売する、データ移行ソフト「ファイナルパソコン引越し2006 PRO」とデータ消去ソフト「ターミネータ2006 完全抹消」のパッケージソフト「ファイナルパソコン引越し2006PRO+完全抹消 PC本体同時購入版専用USBリンクケーブル付き」が7245円。

 このほか、HDD用バックアップソフト「ファイナルハードディスク入れ替え9.0 PRO(HDD接続キット付き)」が7140円、データ復元ソフト「ファイナルデータ2006特別復元版(USBメモリ付き)」が1万4490円、暗号化ソフト「ファイナル暗号化4.0(USBメモリ付き)」が8190円。

 「ファイナルパソコン引越し」では、PCにインストールしたソフト、ユーザーが作成したデータファイル、ホームページ設定、メール、デスクトップ設定などのバックアップが可能。古いPCと新しいPCを付属の専用ケーブルで接続し、ソフトの操作手順に従うだけでデータを移行できる。一方、「ターミネータ」は内蔵HDDをはじめ、メモリカード、IEEE1394接続の外付けHDDに保存されているファイルなどのデータを消去できる。

 「ファイナルハードディスク入れ替え9.0 PRO(HDD接続キット付き)」は、内蔵HDD内にあるWindows OS、ソフト、メール、ファイルなどを古いHDDから新しいHDDにすべてバックアップできる。コピー先のHDD容量に合わせて自動的に比例配分しパーティションサイズを変更するほか、オリジナルディスクの整合性を保ちながら、リカバリ用パーティション、診断用パーティションを含めたシステムディスク全体のコピーも可能。デスクトップ・ノートPCの両方で使えるよう、2.5、3.5インチHDD用接続キットを付けた。

 「ファイナルデータ2006特別復元版(USBメモリ付き)」は、HDDの破損などで失われたデータを復元できるソフト。ゴミ箱で削除したり、フォーマット作業で消してしまったファイルやメールなどの復元もできる。データ復元先用として、グリーンハウス製の容量512MBのUSBメモリを付けた。

 「ファイナル暗号化4.0(USBメモリ付き)」は、パソコン内の機密データを暗号化することでパソコンの盗難、紛失、不正アクセスなどでの情報漏えいを防止するソフト。ファイルは米国政府が推奨する暗号化方式「AES」、暗号化方式で広く利用されている「ブローフィッシュ」から選んで暗号化できる。

 暗号化したファイルの持ち運びも可能で、メモリカードなどにデータとソフトの持ち運び用プログラムをコピーすれば、ソフトを入れていないPCでもメモリカードを読み込むだけで暗号データを利用できる。また、暗号化する前のデータを復元ソフトでも復元できないようにワンクリックで完全に消去する機能も搭載した。暗号データの持ち運び用に、同じく容量512MBのUSBメモリを付けた。