加賀電子、台湾ダイアローグ製ノートPCの代理店契約締結、国内販売を開始

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2006/09/21 18:07



 加賀電子(塚本勲社長)は9月21日、台湾のPCメーカー、ダイアローグの日本法人、ダイアローグ・ジャパン(金子智子代表取締役)と、ノートPCの販売で国内第1号の代理店契約を締結、国内販売を開始した。

 加賀電子が取り扱うのはダイアローグ製ノートPC「VM」と「V33i」。9月15日にヨドバシカメラビックカメラソフマップで店頭販売を開始した。06年度で5000台を販売し、売上高10億円、07年度以降は年間2万台、売上高40億円以上を見込む。

 「VM」は好みの高さや角度にディスプレイの調整ができる可動型ディスプレイが特徴のノートPC。12型ワイド液晶でインテルのデュアルコアCPUを搭載する。無線LANなどのネットワーク機能、指紋認証機能、ウェブカメラなども備えた。ラインアップはメモリが1GBの「VM BL24B1」と2GBの「VM BL24B2」。価格はオープンで、実勢価格は「B1」が24万9800円前後、「B2」は26万8000円前後の見込み。

 一方、「V33i」は世界初の第3世代(3G)、3.5世代(3.5G携帯電話のデータ通信に対応した通信機能を内蔵したノートPCで、無線LANなども利用できる。ディスプレイは8.9型ワイド液晶で、タブレットPCのように使える感圧式タッチパネルを搭載。親指で操作する独自のトラックポイントも採用した。

 「V33i」ではCPUがインテルの「Pentium-Mobility 733」搭載の「V33i QLV」、「Pentium-Mobility 753」の「V33i QTX」を販売する。価格はオープンで、実勢価格は「QLV」が29万2800円前後、「QTX」は29万8800円前後の見込み。

 ダイアローグは91年設立。資本金は2700万ドルで、従業員は約230人。台湾には総合研究開発本部と生産本部、米国には無線通信技術研究所などを置く。05年の売上高は4000万ドル。