イーブック イニシアティブ ジャパン(EBI、鈴木雄介社長)、京セラコミュニケーションシステム(KCCS、森田直行社長)、KYOCERA COMMUNICATION ASIA PACIFIC PTE.LTD.(KCAP、シンガポール、シヴァラジ・シヴァナンダム社長)は、「マンガ」を世界市場に供給する「電子書籍国際ネットワーク事業」で提携したと発表した。

 3社は日本が世界に誇る優良コンテンツ「マンガ」をインターネットで配信する日本初のビジネスモデルを確立し、手軽に「マンガ」に親しんでもらうための環境を整備。今回の事業を「翻訳出版」ではない「電子書籍のインターナショナル化」と位置づけ、電子書籍を世界市場に広げる第1ステップとして展開する。

 事業では、EBIが電子書籍販売のノウハウの提供と、翻訳電子書籍の準備とデータのオーサリング、日本からのデータ配信を担当。国際的なネットワーク事業に強みを持つKCCS、KCAPが、現地用に翻訳したポータルサイトの運営、プロモーション活動やユーザーサポート、現地通貨決済を担当する。

 販売するマンガには独自の電子書籍フォーマットと専用の電子書籍閲覧ソフト「BookReader」を組み合わせることで高いレベルの著作権保護を施す。コンテンツのデータは日本国内のサーバーから直接ダウンロードする形式にすることで、海外への作品流出も防止する。

 まずは、シンガポールのポータルサイト「eBookJapanASIA」で9月19日からサービスを開始。スタート時にはシンガポールの一般的な言語である中国語版(簡体字)を日本語の電子書籍に付加する形で配信する。今後は各国の言語にも対応していく予定。

 配信コンテンツは、「あした天気になあれ」(ちばてつや)、「海のオーロラ」(里中満智子)、「ベルサイユのばら」(池田理代子)、「鬼太郎大全集」(水木しげる)など30タイトル100冊。06年内には300冊に拡充する。価格は、1冊につき5.8?8.8シンガポールドル。08年9月末までに2億円の売上を目指す。