NEC(矢野薫社長)とNECエンジニアリング(井上憲治社長)は、有料道路などの決済に使われているETC(自動料金支払いシステム)車載器と通信できる小型の路側装置を開発、販売を開始した。キャッシュレスの利便性を生かした新サービスでの需要を狙い、06年度末までに価格などを決めて出荷する。

 NEC(矢野薫社長)とNECエンジニアリング(井上憲治社長)は、有料道路などの決済に使われているETC(自動料金支払いシステム)車載器と通信できる小型の路側装置を開発、販売を開始した。キャッシュレスの利便性を生かした新サービスでの需要を狙い、06年度末までに価格などを決めて出荷する。

 ETC車載器が持つ固有番号を読み取ることで、駐車場やガソリンスタンドなど顧客が車で来店する施設で、入退場管理、顧客管理、料金決済などさまざまなサービスを構築できる。固有番号の読み取りに機能を特化することで、従来別々に構成されていたアンテナ部と通信制御部を一体化した。

 サイズは、直径18cm、高さ15.5cmで、従来の民間用路側装置と比較し体積を約20分の1に小型化。設置スペースやきょう体数の削減、通信線と電力線を兼ねた規格の採用などによって設置工事の手間も抑えた。ガソリンスタンドなど、天井や床などで電波の反射が起きやすく、隣接する複数車線での混信を避けなければならない環境での使用も想定し、簡便に調整できる機能を装備。装置を設置した状態での調整の使い勝手も高めた。

 今回の小型路側装置は、システムとしての販売が中心となるが、単体価格は従来製品の半額となる100万円以下を想定している。