クリエイティブ、プロ用DTMで高音質な録音・再生が可能なシステム3機種

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2006/09/08 13:33



 クリエイティブメディアは、プロ向けDTMオーディオシステム「Creative Professional E-MU」シリーズの新モデルを9月下旬に発売すると発表した。

 ラインアップは、サンプリングソフト「E-MU Emulator X2」が付属するPCIカードタイプの「Cretaive Professional E-MU 1616M PCI/Emulator X2 Bundle」、「E-MU Emulator X2」が付属しカードバスタイプの「Cretaive Professional E-MU 1616M CardBus/Emulator X2 Bundle」、サウンドモジュールソフト「E-MU Proteus X2」が付くPCIカードタイプの「Cretaive Professional E-MU 0404 PCI/Proteus X2 Bundle」。

 価格はすべてオープン。同社サイトでの直販価格は「E-MU 1616M PCI」「E-MU 1616M CardBus」が5万9800円、「E-MU 0404 PCI」は1万9800円。

 3モデルともにPCIカード、カードバス上に高性能なE-DSPチップを搭載。パソコンのCPUに負荷をかけることなく、スムーズなミキシング、入出力端子間の信号のルーティング、エフェクト処理ができる。さまざまな種類のエフェクトプリセットを内蔵しており、パラメーター調節でオリジナルのエフェクトの作成・保存が可能。

 「E-MU 1616M PCI」「同CardBus」ではアナログとデジタルで最大16入・出力が可能なオーディオインターフェイス「MicroDockM」に業界最高クラスのA/D、D/Aコンバーターを採用。プロの使用に耐えるクオリティで音源を録音・再生できる。一方、「E-MU 0404 PCI」は高品質なA/D、D/Aコンバーターを採用し、アナログとデジタルを合わせ最大4入・出力をPCIカード1枚で行える。

 付属のサンプリングソフト「E-MU Emulator X2」は、ハードウェアMIDI音源やソフトウェアMIDI音源を自動的にサンプリングし演奏可能なプリセットを作成したり、クラシック音源などを完全にコンピュータ上で再現できる。ほかにもオーディオを解析しテンポに応じたコンポーネントに分割、解析結果から複数のループやリージョンを作成する機能なども備える。

 サウンドモジュールソフト「E-MU Proteus X2」では、「小節」「拍」「テンポ」の情報を持つオーディオサンプルの場合、テンポに同期したままリアルタイムでサンプル内の異なるループを選択できる機能などを搭載した。

 同時に「Emulator X」「Proteus X」用サウンドライブラリー「Platinum 88」も発表、9月下旬から発売する。24ビットグランドピアノサンプルを計8GB以上収録した。オープン価格で、直販サイトでの価格は1万4800円。