ソフォス(アラン・ブロデリック社長)は8月1日、7月のコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。

 トップ10は、「Netsky-P」(19.3%)、「Mytob-AS」(13.9%)、「Bagle-Zip」(9.7%)、「Nyxem-D」(6.3%)、「MyDoom-O」(6.0%)、「Zafi-B」(4.2%)、「Netsky-D」(4.0%)、「Mytob-C」(3.6%)、「Mytob-FO」(1.7%)、「MyDoom-AJ」(1.7%)の順。ワースト1位は依然として「Netsky-P」ワームという結果だった。

 メールによって感染を広げる「Netsky-P」は、04年3月から猛威を振るい続け、06年上半期(1?6月)には世界中で送受信される全メールの91通に1通の割合(1.1%)で配布された。しかし、7月には222通に1通の割合(0.45%)まで減少している。

 ソフォスが7月に検知・駆除対応した新規マルウェア(悪意のあるソフトウェア)は3715件で、これまでに検知したマルウェアの総数は18万4007件に達した。これら新規の脅威のうち87%がトロイの木馬で、メールウイルスやワームは13%だった。

 7月にソフォスが報告を受けた偽ウイルス情報のワースト10は、「Olympic torch」(12.8%)、「Hotmail hoax」(10.6%)、「Justice for Jamie」(4.5%)、「Bonsai kitten」(4.0%)、「Meninas da Playboy」(3.1%)、「Budweiser frogs screensaver」(2.6%)、「Bill Gates fortune」(2.6%)、「MSN is closing down」(2.4%)、「Mobile phone hoax」(2.3%)、「A virtual card for you 」(1.9%)。

 同社では、メールによる感染拡大を狙うマルウェアの大幅な減少は、マルウェアの作成者が別の手段を模索していることの表れだと推測。ハッカーは、大量メールによるウイルスやワームの配信から、特定のユーザーやグループにターゲットを絞ってトロイの木馬をしかけた悪意のあるウェブサイトへのリンクを送り、金銭や情報を盗む手法に切り替えつつあるとしている。