凸版印刷(足立直樹社長)とTBSは7月21日、中国陜西省・兵馬俑をテーマにしたバーチャルリアリティ(VR)コンテンツ「彩色兵馬俑」を共同で制作したと発表した。

 江戸東京博物館で8月1日から10月9日まで開催する展覧会「驚異の地下帝国 始皇帝と彩色兵馬俑展?司馬遷『史記』の世界」の「司馬遷『史記』の世界 始皇帝と彩色兵馬俑展」で一般公開するために制作したもの。

 VRとはコンピューターで生成した三次元グラフィックス映像の視点を自由に調節することで、三次元空間にいるかのような感覚を体験することができるデジタル映像技術。今回シェーダーと呼ばれるエフェクト(効果)を使い、光の反射や凹凸感を忠実に再現することで、リアルな映像を実現。秦の始皇帝の陵墓に納められている実物大の兵馬俑(殉死の代わりに埋葬された人や馬の形をした人形)をテーマにTBSが企画、凸版が制作した。

 「彩色兵馬俑」のデータ容量は3GBで、PCと接続した高精細プロジェクターから1280×1024dpiの解像度でスクリーンに投影する。コントローラーを使うことで視点を近づけたり、離したり、向きを変えたりすることもできる。「始皇帝と彩色兵馬俑展」の会場では定員約100人のVRシアターが設置され、幅4×高さ3mの大型スクリーンに、編集した映像を投影する。

 兵馬俑のCG映像制作にあたっては、兵馬俑を展示している中国の博物館に協力を仰いだ。また学習院大学文学部の鶴間和幸教授に監修を依頼、2200年前の色鮮やかな彩色を再現した。

 なお、展覧会の開催に先立ち、7月31日にはプレス向けの展覧会概要説明会を開催。コントローラーを操作して視点を変えるデモンストレーションを交えながら鶴間教授が説明する予定。