SDI、業界初「Winny」の検出・停止機能付き指紋認証USBメモリ

ニュース

2006/06/09 21:24

 セキュアデザイン(SDI、高橋諭社長)は、指紋認証付きUSBメモリ「ITube」ファミリーの新製品「Winny Lock」を7月中旬に発売する。業界で初めて「Winny」などのファイル共有ソフトの検出・停止機能を搭載する。価格はオープンで、実勢価格は2万5000円前後の見込み。

 セキュアデザイン(SDI、高橋諭社長)は、指紋認証付きUSBメモリ「ITube」ファミリーの新製品「Winny Lock」を7月中旬に発売する。業界で初めて「Winny」などのファイル共有ソフトの検出・停止機能を搭載する。価格はオープンで、実勢価格は2万5000円前後の見込み。

 指紋認証付きUSBメモリに「Winny」「Share」「WinMX」「うたたね」などのファイル交換ソフトを検知・停止できる機能を盛り込んだ。メモリをパソコンに挿すと、そのパソコンでファイル交換ソフトが起動していないか検知、万が一、起動していた場合は、そのソフトを停止させる。メモリはファイル交換ソフトが停止するとスタンバイ状態になり、指紋認証による本人確認の後、初めて利用できる。

 暗号化ソフトを内蔵しているため、機密情報の保管庫として使用することも可能。メモリ内に保管されたファイルは指紋認証と暗号化で保護され、登録者以外が取り出すことができないため、盗難や紛失のリスクも回避できる。


 対応OSはWindows XP、2000。容量は256MBで、うち約190MBがユーザーエリアとなる。USB規格はUBS2.0に対応、パスパワーで動作する。製品は代理店を通じて販売し、同社では初年度に2億円の売上を目標としている。