バッファローは6月5日、次世代無線LAN規格「Draft IEEE802.11n」に対応し、無線LAN実効スループット最大80Mbpsを実現する「AirStation NFINITI」(エアーステーション エヌフィニティ)シリーズを7月上旬から順次発売すると発表した。

 バッファローは6月5日、次世代無線LAN規格「Draft IEEE802.11n」に対応し、無線LAN実効スループット最大80Mbpsを実現する「AirStation NFINITI」(エアーステーション エヌフィニティ)シリーズを7月上旬から順次発売すると発表した。

 ラインナップと価格は、無線LANブロードバンドルータ「WZR-G144N」が2万6300円、カードバス用無線LANカード「WLI-CB-G144N」が1万1500円、PCIバス用無線LANアダプタ「WLI-PCI-G144N」が1万3600円、CardBus用無線LANカードセットモデル「WZR-G144N/P」が3万1500円。いずれもDraft IEEE802.11nとIEEE802.11g/b対応する。

 2本のアンテナから同時に送信することで、有線LAN(100BASE-TX)に匹敵する無線LAN実効スループット約80Mbpsを実現。従来のIEEE802.11g製品の無線LAN実効スループット最大32Mbpsと比べて約250%の高速化を実現する。さらに受信側でも3本のアンテナを使い、障害物で乱反射した電波を広範囲に捉え、電波を合成することで安定した通信を実現する。

 また、既存のIEEE802.11gとの混在使用も可能。例えば、アクセスポイントが交換できない場合でも、パソコンにAirStation NFINITIの無線LANカードやアダプタを増設するだけで、パソコン側の受信感度が向上し11g規格の通信の効率を向上させることもできる。

 無線LANルータ「WZR-G144N」には、ボタンひとつで簡単に無線LANの設定ができる「AOSS」、ケーブル配線だけでインターネットへの接続が可能な「インターネット@スタート」、ブロードバンド回線にあわせて、ブリッジモードとルータモードを手動で切り換えできるスイッチなど、従来モデルで培った機能も搭載する。

 発表会場では、1台のルータから複数のクライアントに向けてハイビジョン映像(20Mbps)を送り出すデモンストレーションを実施。IEEE802.11g規格の無線LANルータでは同時に2つのクライアントに接続しただけで映像に乱れが生じたが、NFINITIシリーズの無線LANルータではプラズマテレビ2台とプロジェクタといった3クライアントに同時接続した状態でもスムーズに視聴できた。



 都内で開催された新製品発表会の席上、山口英利常務取締役は「地上デジタル放送など高画質動画を楽しむデジタル家電や光ファイバーなど環境が進化しており、“ワイヤレスデジタルホーム”を実現するために、より高速な無線LANが必要となってきた」と新製品投入の背景を述べた。同社では、ハイパワーモデルやNFINITIなどの製品の販売比率を、現在の2割程度から今後さらに高めていく方針。