ビルドアップ(岡部淳也代表取締役社長)は5月31日、高品質な着ぐるみをTVや映画、CMなどの撮影向けにレンタル用として制作。第1弾として、「ハイクオリティ・スーツ パンダ」のレンタル受け付けを6月に開始すると発表した。

 従来の「着ぐるみ」とは一線を画す、本物さながらのボディが特徴。内部の演技者は、筋肉の動きや厚みを表現するインナーマッスルスーツを着用し、その上に人工素材を使った毛皮を装着する。目、耳、口など頭部の各パーツには、計14個の小型サーボモーターを内蔵し、笑い、怒り、悲しみなど、多彩な感情表現ができる。

 頭部には小型CCDカメラを搭載。内部演技者はヘッドマウントディスプレイを通じて外の様子を見ることができる。このため「のぞき穴」から見る従来の「着ぐるみ」に比べより自由でスムーズな演技が可能になる。

 1体あたり1000万円弱と、通常の撮影で使われるものの3倍以上の金額を費やして制作。特に毛材にはハリウッドでも多用されている最高品質のものを採用した。同社の担当者は、「毛材があまりにもよくできているため、通関の際本物の毛皮と間違われるほど。制作費のほぼ半分を毛材に費やした」としている。「パンダ」に続き、「クマ」「ペンギン」「宇宙服」の制作も計画中だ。