マカフィー、新ブランド戦略と無線LAN環境向けセキュリティソフトを発表

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2006/04/18 22:40

 マカフィー(加藤孝博社長)は4月18日、一般消費者向け事業で新ブランド戦略を4月22日から開始するとともに、4月下旬に無線LAN環境向けの新しいセキュリティソフトを発売すると発表した。

 マカフィー(加藤孝博社長)は4月18日、一般消費者向け事業で新ブランド戦略を4月22日から開始するとともに、4月下旬に無線LAN環境向けの新しいセキュリティソフトを発売すると発表した。

 新ブランドのキャッチコピーは「Don't worry」。赤と黒のコーポレートカラーをベースにハートマークをあしらったブランドイメージを新たに打ち出す。「ユーザーが安心感を感じられるようなコンセプトで企画した」(東栄一・コンシューマ事業本部コンシューマ企画推進本部本部長代理)。

 新ブランド定着のため、「過去最大のプロモーション費用を投じる」(同)計画で、テレビ西日本の「TNCニュース」で毎週1回テレビCMを放送するほか、6月から11月まで秋葉原の野村ビルに街頭看板広告を設置する。さらに4月20日には、新ブランド定着のための専用ウェブサイト(http://dontworry.jp/)を開設、セキュリティ関連情報やキャンペーン情報を提供していく。

 同社が行った調査では、「マカフィーを知っている消費者は40%程度」(同)という結果が出ており、一連の認知度向上に向けた施策でブランド力向上を狙う。中山泰宏・コンシューマ事業本部長は、目標シェアについて「富士キメラ総研で発表された05年のシェア13%を08年に30%にする」とした。

 6月中旬に発売する無線LAN環境向けセキュリティソフト「ワイヤレスホームネットワークセキュリティ」は、無線LANで接続されたパソコンからの情報漏えいや悪意のある第三者からの不正アクセスを防止する。ソフトを導入するだけで、暗号化などルータ側で必要な複雑なセキュリティ設定を、すべて自動で設定できる。価格は、4月下旬発売のダウンロード版が2980円、6月上旬発売のパッケージ版が3885円。現在対応するルータは、バッファロー製5機種、コレガ製1機種でカバー率は全体の60%程度という。夏までには「カバー率を80%まで高める」(飯嶋睦・コンシューマ事業本部プロダクトマーケティング)予定。