バッファロー、クライアントの電波状況をまとめて改善する無線LAN中継機

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2006/04/14 10:30



 バッファロー(斉木邦明社長)は、アクセスポイント(親機)とクライアント(子機)の間に設置することで、電波状況と通信速度を向上させる無線LAN中継機「WRP-AMG54」を5月上旬に発売する。価格は1万920円。

 アクセスポイントの電波を受信し、クライアントに電波を送信する無線LAN中継機。アクセスポイントと中継機間を「11g/b」で通信、中継機とクライアント間を「11a」で通信するといったように通信周波数帯を分け、電波混雑を避けることでより高速な通信が可能となった。

 すでに導入済みのIEEE802.11g/b対応のアクセスポイントとクライアントの間に設置すれば、複数台あるクライアントの電波状況をまとめて改善することができる。特に、アクセスポイントとクライアントの間に電波の透過性が悪い障害物がある場合、その障害物を避けるように設置することでより高い効果が期待できる。

 設定は、専用の「手動設定用コンソールポート」とPCをLANケーブルで接続し、WEB設定画面で接続にSSID、暗号キーなど必要な情報を入力するだけで済む。無線の暗号化は、11g/bと11aでそれぞれ別の暗号化設定が可能で、無線LAN機器が対応する暗号化レベルに応じて柔軟に設定が行える。

 対応OSはWindowsXP/2000/Me/98SE。本体サイズは幅66×高さ134×奥行き144mm、重さは255g。