NTTコミュニケーションズ(NTT Com、和才博美社長)は4月11日、「香り通信」のシステムを使って、4月22日に公開する松竹配給のハリウッド映画「ニュー・ワールド」で、シーンに応じた香りを映画館に「配信」すると発表した。

 4月22日から5月5日まで、同作品が上映される東京と大阪、2つの映画館の中央部3列に香り発生装置「アロマジュール」を設置。「アロマ・プレミアシート」として楽しんでもらう試み。作品の上映中、いくつかの主要なシーンに合わせて、エッセンシャルオイルをブレンドした「旅立ちの香り」や「運命の香り」などをアロマジュールから発生させる。公開初日の4月22日には、「アロマ・プレミアシート」設置映画館の来場者、各回30人(2館合計240人)に、PCにUSB接続して楽しめる簡易型香り発生装置「USBアロマ」をプレゼントする。なお、香りのレシピは、JAA日本アロマコーディネーター協会認定アロマコーディネーターの中島ゆきえ氏が作成した。

 香り配信の仕組みは、まず制御サーバーからインターネットを経由して、香りのレシピと映画のシーンに合わせた配信スケジュールを送信。映画館に設置した香り配信用ネットワーク接続装置(LAN-BOX)で取り込む。このLAN-BOXから客席に配置した香り発生装置をコントロールするもの。LAN-BOXは、いったん香りのレシピをダウンロードした後は、LAN配線から切り離して自由に持ち運べるため、映画館やイベント会場などで一定期間のみ香り配信を実施する場合などにも利用できる。

 同社では今後、香り配信の需要が見込まれる業態・業界に対して、配信システムを提供し、映像や音楽に連動して香りを制御するサービスをはじめとする「香り配信ビジネス」をサポートしていく予定。