セガ(小口久雄社長兼COO)は4月3日、消防ヘリコプターの疑似体験ができるフライトシミュレータ「エア・レスキュー・パイロット」を開発、京都市防災協会が運営する「京都市市民防災センター」に納入したと発表した。

 実際の消防ヘリコプターの機体をベースとし、機体前面には120インチ外光吸収スクリーンを設置。航空写真と国土地理院の標高データを利用してリアルな京都の街並みや山並みを再現するほか、有名な神社や建物などは3D映像で映し出し臨場感を演出する。またコックピット内にある19インチのタッチパネルのサブ画面では機体の挙動を選択したり、上空から見た映像を表示したりする。

 シミュレーションの内容は、「被害状況調査」「救急搬送」「救助活動」「消火活動」の4つのミッションと、京都市内を自由に回遊する「フリーフライト」の計5種類。ミッションの難易度は、操縦桿だけを使う「やさしい」レベル、操縦桿とレバーを使う「ふつう」レベル、さらに左右ペダルも使う「本格的」レベルの3段階。操縦席には1人、後部座席には8人が搭乗できる。

 体験者は、スクリーンに映し出される映像を見ながら操縦桿を握り、音声指示に従って山火事現場での消火活動などを疑似体験することができる。より早く、正確に消火できるほど高得点を取れるといったゲーム感覚のシステムで京都市消防局航空隊の業務を学習できる。

 市民防災センターでは、国宝級の建築物が多く防災意識の高い京都で、多くの市民に防災学習意欲をもってもらいたいと、この「エア・レスキュー・パイロット」を設置。一般公開も行っている。シミュレーションの所要時間は1回約5分で、利用料は無料。