富士通、故障? 操作ミス? Web上で切り分ける「パソコン問診サービス」

サービス

2006/04/04 10:09



 富士通(黒川博昭社長)は3月31日、24時間365日、Webでパソコンの故障診断が行える「Web修理相談」サービスを開始した。

 「Web修理相談」は、FMV活用情報サイト「AzbyClub」の登録ユーザーを対象に提供するサービスで利用料は無料。同社の電話修理窓口「パーソナルエコーセンター」と同等の診断ができる。

 ユーザーは、Webの画面に従って症状を選択していくだけで、トラブルの原因を特定し解決方法わかるため、故障していないパソコンを誤って修理に出さずに済むメリットがある。故障と診断された場合は、今のところ修理窓口から電話で連絡し、無料宅配便を手配することになる。今後は、故障診断時のWeb上での修理手配や修理金額の見積もり、携帯電話のWebを利用したサービスなどを順次追加していく方針。

 「パーソナルエコーセンター」では、毎月4?5万件の問い合わせがあるが、そのうち約6割は製品の故障ではなく、設定トラブルやユーザーの操作ミス。これが対応中に判明している。今回のサービスはこうした実状に対応するもので、修理が必要かどうかの判断をユーザー自身ができるようにすることで、トラブルの早期解決を支援する。