大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は3月27日、高精細ディスプレイ表示用フォントを開発し、4月1日より提供すると発表した。DNPオリジナルの「秀英体」をディスプレイ用に改善したもの。

 「秀英体」とは明治末期にDNPが開発したオリジナルの活版印刷用活字。「秀英体」をディスプレイで表示すると印刷物よりも解像度が劣るため、細い横線やハネ、ハライが表示されないことがあった。そこで「秀英体」のフォントをベースにし、線のはじめの部分などを太くするなどしたディスプレイ用フォントを開発した。特徴は、漢字の横線やかな文字の線、ハネやハライの先端などを太めに変更したことや、かなの横線をやや斜めにし、ディスプレイ上でのコントラストが均一になるように調整したことなど。

 今後は美術館のハイビジョンギャラリー用コンテンツ、企業の株主総会や周年事業用の展示映像コンテンツ、ハイビジョン放送、携帯電話や電子書籍端末向けコンテンツなど、ディスプレイ上で文字を表示するコンテンツのタイトル、本文、キャプション、外国語の字幕、聴覚障害者向けの説明文などの用途で提供する。