米マイクロソフト(米MS)は米国時間3月21日、新OS「Windows Vista」の発売時期について、企業向けのボリュームライセンス提供は従来どおり11月に開始するとしながらも、当初年内に予定していた一般向け製品は07年1月に延期すると発表した。PCメーカーによるVista搭載機の発売も同時期にずれ込む見通し。

 米マイクロソフト(米MS)は米国時間3月21日、新OS「Windows Vista」の発売時期について、企業向けのボリュームライセンス提供は従来どおり11月に開始するとしながらも、当初年内に予定していた一般向け製品は07年1月に延期すると発表した。PCメーカーによるVista搭載機の発売も同時期にずれ込む見通し。

 延期の理由について同社日本法人のマイクロソフトでは、「Vistaはファイルシステムから新しくしたOSであるため、検索をはじめとする新機能の動作確認やグラフィックライブラリーなどのハードウェアの連携確認に時間がかかっている。セキュリティ面での品質確保もある」(広報部)と説明。また日本語版の発売時期については、「日本語も含めた主要言語バージョンの作業は同時並行的に進めているものの、日本語版発売は英語版の後になる。どのくらいの期間で発売できるかは今の時点では明らかにできない」(同)とした。

 「BCNランキング」によるパソコンの販売台数は、前年同月比で05年4月以降前年を上回る勢いで好調に推移していたが、06年2月に入り前年を割り込みはじめており、Vistaの投入が待ち望まれている。国内PCメーカーも「Vista特需」を見込んで今春から、Vista仕様のPCを発売するものと見られているが、マイクロソフトでは「Vistaの仕様に沿ったマシンであればリリースできるため、そうした製品をいつ発売するかはPCメーカーの判断」(同)として、PC販売市場への影響について明言を避けた。