シャープ、「電卓」が「東海道新幹線」同様偉業と認定され、記念電卓を発売

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2006/03/20 12:59



 シャープは、05年に同社の電卓が「IEEEマイルストーン」に認定されたことを記念し、「IEEEマイルストーン認定」記念電卓「EL-BN691」を3000台限定で5月24日に発売する。価格は3465円。

 「IEEEマイルストーン」は、電気・電子技術とその関連分野において社会に貢献した歴史的偉業を称えるために、IEEEが1983年に制定。これまで、「ボルタ電池」や「フレミングの二極管」など世界で65件以上を認定している。国内では、「八木アンテナ」(1995年)、「富士山頂レーダー」(2000年)、「東海道新幹線」(2000年)、「セイコークオーツ」(2004年)の4件が認定されており、今回のシャープの電卓が5件目となる。

 発売する記念電卓「EL-BN691」には、従来モデルにも採用している川島隆太博士監修の脳を鍛える「計算ドリル」や、計算ドリルのトレーニング成果を確認できる「ランキング表示/成績記録」、ビジネスでも使える「税計算」などの機能を搭載した。また、太陽電池とリチウム電池の「ツインパワー対応」によって、計算中に光が遮られても計算内容を保護できるのが特徴。

 同社では、今後も電卓から生まれた「液晶」「太陽電池」「半導体」の3つのデバイスを利用した新しい電卓の開発と、新たな用途提案を推進していく。