富士通の液晶一体型デスクトップPC「FMVLX50R」が好調だ。「BCNランキング」では、発売から約1か月後の1月第3週(1月16日?1月22日)に初の1位を獲得。2月第3週(2月13日?2月19日)には、いったん、その座をeMachines(イーマシーンズ)の「J3034」に譲ったが、今週はシェアを5.8%まで盛り返し、再び1位に返り咲いた。

 富士通の液晶一体型デスクトップPC「FMVLX50R」が好調だ。「BCNランキング」では、発売から約1か月後の1月第3週(1月16日?1月22日)に初の1位を獲得。2月第3週(2月13日?2月19日)には、いったん、その座をeMachines(イーマシーンズ)の「J3034」に譲ったが、今週はシェアを5.8%まで盛り返し、再び1位に返り咲いた。



●「テレパソ」エントリーモデル「FMVLX50R」 300GB HDDで20万円以下

 「FMVLX50R」は、テレビチューナーを内蔵した、いわゆる「テレパソ」のエントリーモデル。PC本体と液晶ディスプレイがひとつのきょう体に収まった一体型タイプで、パソコンから離れた場所からでも操作できるワイヤレスキーボードとワイヤレスマウス、AV機能用のリモコンが付属する。

 液晶ディスプレイのサイズは、テレビ視聴からワープロ入力まで幅広く対応する17型。スピーカーが液晶画面の左右に配置され、横幅と奥行があるデザインは好みが分かれるところだが、電源がオフの状態からすぐにテレビの視聴や録画が可能な「インスタントMyMedia」などを搭載し、テレビ感覚で使えるよう工夫されている。

 PC部分の主なスペックは、CPUがインテル Celeron D プロセッサ 341(2.93GHz)、メモリが512MB、HDDが大容量300GB。光学ドライブは、DVD±R 2層書き込み対応スーパーマルチドライブで、取り出しやすいよう前面に配置した。またデスクトップPCとしては珍しく、無線LANに標準対応しており、PCカードスロットに挿して使える、IEEE802.11a/b/g対応のワイヤレスLANカードが付属する。この点が、同種の液晶一体型PCとの差別化ポイントになっている。

 富士通の直販サイト「WEB MART」での価格は現在18万9800円。店頭では、値引きやポイント還元で、もう少し安く手に入るだろう。オールインワンの気軽さと高いコストパフォーマンスで、春の新入学・就職シーズンに向けて好調はしばらく続きそうだ。

 なお、同じ「FMV-DESKPOWER LXシリーズ」からは、地上アナログ放送の2番組同時録画が可能なダブルチューナーモデル「FMVLX55R」が14位、地上・BS・110度CSデジタルの視聴・録画に対応した、20型ワイドの「FMVLX90RD」が20位にそれぞれランクインした。「FMVLX90RD」は、各社がフラグシップモデルとして投入する地デジ対応デスクトップPCでは、もっとも高いシェアを獲得した。



●AV機能を削った低価格なバリューマシンも人気 インテルMacは15位に

 一方、先週1位だったeMachines「J3034」は、シェアを下げ、2位に後退した。eMachinesは、米ゲートウェイが展開する低価格PCブランド。06年春モデルでは、インテル Celeron D プロセッサ 351(3.20Ghz)、メモリ512MB、HDD 200GBのPC本体のみで6万円程度という「J3034」が、価格とスペックのバランスの良さで頭ひとつ飛び出ている。このほかの春モデルも、上位20位内に多くランクインしており、AV機能を強化した国内メーカー製パソコンとは違う、もう一つのトレンドを形成しつつある。

 また、06年に入ってインテル製CPUへの移行を開始したMacは、CPUに従来のPowerPC G5を搭載した05年10月発売の「iMac」が13位に入ったものの、Core Duoを搭載した1月11日発売の新しい「iMac」は、それより低い15位にとどまっている。実は、新しいiMacが、旧iMac G5を上回ったのは、1月第3週とその翌週のみ。ソフトの対応の遅れなどの関係で、以前のiMac G5も求めるユーザーもまだ多いようで、2つのiMacに売れ行きが分かれる、静かなスタートとなっている。


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など18社・2200を超える店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。