キヤノンは2月22日、インクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズのラインアップの拡充を発表した。スキャナやコピー機能などを備えたインクジェット複合機「MP830」「MP450」2機種、インクジェットプリンタ「iX5000」「iP5200R」「iP2200」3機種の計5機種で、3月上旬から順次発売する。

 いずれも、従来モデルをベースに、高密度プリントヘッド技術「FINE(Full?photolithography Inkjet Nozzle Engineering)」を軸に高速・高画質化。にじみにくい顔料ブラックインクを採用するなどして使い勝手も高めた。

 「MP830」は、プリント、コピー、ファクス、スキャナの4つの機能を搭載した、SOHO向けのインクジェット複合機。新たに2.5型のチルト式カラー液晶モニタを採用し、ダイレクトプリント時の画像確認や設定を快適に行えるようにした。

 最小1pl(ピコリットル)の極小インク滴、5色インクシステムなどにより、L判フチなし写真を約32秒の高速でプリント可能。また、一度の操作で原稿の表と裏を読み取る自動両面原稿送り装置(ADF)を標準で装備した。このほか、スーパーG3 対応の高速ファクス機能など、ビジネスに役立つ多彩な機能を搭載する。

 「iX5000」は、最大A3ノビサイズ対応のSOHO向けインクジェットプリンタ。最小2plのインク滴による高速・高画質プリントが特徴。

 「iP5200R」は、IEEE802.11b/gの無線LANと有線LANインターフェイスを標準装備し、ワイヤレスプリントや複数のパソコンでのプリンタ共有が可能なフォトプリンタ。「MP830」同様、L判フチなし写真を約32秒の高速でプリントできる。

 インクジェット複合機・インクジェットプリンタそれぞれのエントリーモデルとなる「MP450」と「iP2200」では、インクタンクとプリントヘッドを一体化した「FINEカートリッジ」を採用。狭い場所にも置けるコンパクトボディを実現した。

 また、A3ノビ・半切サイズ対応のインクジェットプリンタ「PIXUS Pro9500」「PIXUS Pro9000」2機種を夏頃に発売する。主なターゲットをプロカメラマンやハイアマチュアとし、高密度プリントヘッド技術「FINE」をベースに高画質化。同社のデジタル一眼レフカメラ「EOS DIGITALシリーズ」との親和性を追求した。

 「PIXUS Pro9500」は、フォトブラック・マットブラック・グレーを含む全10色の新顔料インク「Lucia(ルシア)」を採用。最小3plの極小インク滴の高画質プリントや、濃度の異なる3種類のブラックインクを使った本格的なモノクロ出力にも対応した。

 一方、「PIXUS Pro9000」は、レッド・グリーンを含む8色染料インクを採用し、2plの極小インク滴で、染料インクならではの鮮やかで光沢感のあるプリントが得られるのが特徴。

 価格はすべてオープン。実勢価格は、「MP830」が5万円程度、「MP450」が2万円程度、「iX5000」が4万円程度、「iP5200R」が3万円程度、「iP2200」が1万1000円程度。プロ向けの「PIXUS Pro9500」は8万円程度、「PIXUS Pro9000」は6万円程度の見込み。