東京急行電鉄(東急電鉄、越村敏昭社長)は、2月8日から28日までの間、世田谷線のICカード乗車券「せたまる」を活用した沿線商店街活性化の実証実験を行う。IC乗車券を利用した地域商店との連携は、全国初の試み。

 産業技術総合研究所(産総研、吉川弘之理事長)が研究開発を進める、非接触ICカードの応用技術を利用し、世田谷線のICカード乗車券「せたまる」を媒体として実施するもの。

 まず、通常のポスターに非接触ICカードのリーダー・ライター端末を装備した「電子ポスター」を、世田谷線の主要6駅に掲示。利用者はこの電子ポスターに世田谷線のICカード乗車券「せたまる」をタッチ。さらに世田谷区松原の映画館「下高井戸シネマ」に設置されている専用リーダーに、再度「せたまる」をタッチさせると、200円の入場割引が受けられるしくみ。また、下高井戸シネマ内に設置する電子ポスターに「せたまる」をタッチさせ、アンケートに答えると、下高井戸駅周辺の参加3店舗の割引クーポンがもらえる。

 東急電鉄では、今回の実験の利用状況やアンケート結果をもとに、IC乗車券がユーザーに提供できる利便性について検証するとともに、地域カードとしてのIC乗車券の活用方法などについても検討を進めていく方針。