オリンパス、「撮影後」に手ブレ補正ができる800万画素デジカメなど3機種

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2006/01/31 20:47

 オリンパスイメージング(オリンパス、大久保雅治社長)は、生活防水機能付きコンパクトデジタルカメラ「μ(ミュー)シリーズ」の新機種を発売する。ラインアップは、撮影後に手ブレした画像を補正できる「μ810」、落下衝撃に強く、水中3mまで撮影が可能な「μ720SW」、700万画素クラスで世界最小、最軽量となる「μ710」の3機種。

 オリンパスイメージング(オリンパス、大久保雅治社長)は、生活防水機能付きコンパクトデジタルカメラ「μ(ミュー)シリーズ」の新機種を発売する。ラインアップは、撮影後に手ブレした画像を補正できる「μ810」、落下衝撃に強く、水中3mまで撮影が可能な「μ720SW」、700万画素クラスで世界最小、最軽量となる「μ710」の3機種。

 価格はすべてオープン。実勢価格は、「μ810」が5万円前後、「μ720SW」が4万7000円前後、「μ710」が4万5000円前後の見込み。発売日は、「μ710」が2月中旬、その他の2機種が3月中旬。

 「μ810」は、手ブレを起こした画像を撮影後にカメラ内で補正する「電子手ブレ補正機能」を世界で初めて内蔵した。手ブレが起きると再生画面にマークを表示、ボタンを押せば補正できる。同機能は、カメラ内部のジャイロセンサーが、シャッターボタンを押した時に起きるブレの軌跡を検出・記録、その軌跡に合わせて画像に最適な処理を施す仕組み。画像は「補正後」「補正前」の両方が保存される。

 800万画素・1/1.8型CCD、新開発の薄型高解像度の光学3倍ズームレンズを搭載。また、撮影時にカメラ背面のボタンを押すだけで被写体の明るさに応じて自動的にISO感度を上げる「ブライトキャプチャー」を装備する。ISO感度は最大3200まで設定可能。

 「μ720SW」は、新開発の折り曲げ光学式レンズユニット、ユニット周囲に配置した衝撃吸収材、電気基板をカメラ内部で浮かせ、直接衝撃を受けないようにする独自構造と外装に高剛性素材を採用することで、耐久性を高めた。1.5mの高さの落下衝撃テストもクリアしているという。

 また、防水プロテクター技術を向上させ、3mまでの水中でも撮影できるようにした。CCDは710万画素で、ズームは光学3倍。ボディカラーは、シャイニーシルバー、ローズピンク、アクアブルーの3色を用意する。

 「μ710」は、有効710万画素のCCD、光学3倍ズームレンズを搭載。さらに「波」をモチーフにした新デザインを採用し、700万画素クラスのデジタルカメラで世界最小・最軽量を実現した。サイズは幅:94.8×高さ:55.9×厚さ:20.4mm、本体質量は103g。ボディ前面には傷に強い「クリアハードコート」塗装を施し、プラチナシルバー、プラチナブラック、サンシャインオレンジ、カリビアンブルーの4色のカラーバリエーションを用意した。

 「ブライトキャプチャー」機能は、3モデルとも搭載している。同社独自の画像処理エンジン「TruePic TURBO(トゥルーピックターボ)」も共通して搭載しており、クリアな画質で撮影できる。液晶サイズはいずれも2.5型。