JEITA、05年国内パソコン出荷台数は過去最高の1273万台、金額は昨年比5%増

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2006/01/26 10:16



 電子情報技術産業協会(JEITA、岡村正会長)は1月25日、05年暦年(1?12月)の国内パソコン出荷台数が1273万8000台(前年比14%増)と過去最高を記録、3年連続でプラス成長になったと発表した。出荷金額についても、1兆6370億円(同5%増)と好調に推移した。

 片山徹・JEITAパーソナルコンピュータ事業委員会委員長は、「暦年では初の1200万台を突破した」と強調。「昨年夏以降、個人市場でAV(音響・映像)機能を搭載したパソコンを中心に買い替え需要や買い増し需要が増えた」と好調の要因を述べた。法人市場については、「個人情報保護法などにより、引き続きパソコンのリプレース需要増が堅調だった」としている。個人向けと法人向けの出荷台数については具体的に統計していないものの、全体の6割強が法人市場、4割弱が個人市場への出荷という。

 なお、05年度(06年3月期)第3四半期の出荷実績については台数が289万台(前年同期比5%増)と伸びたものの、ノートパソコンの単価下落などで金額は3561億円(同8%減)にとどまった。しかし、「個人市場が引き続き活況を呈することや、法人市場でIT減税の駆け込み需要があることなどから、出荷台数については好調が続く」とみており、05年度通期の出荷台数見通しを7月時点での1250万台から1270万台に上方修正した。