ソフトバンク、「Yahoo!動画」の配信スタート、生番組の強さで差別化

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2005/12/19 19:19



 ソフトバンク(孫正義社長)は12月19日、ヤフー(井上雅博社長)との共同出資により新会社「TVバンク」を設立、同日から動画コンテンツサービス「Yahoo!動画」の提供を開始したと発表した。映画やドラマ、スポーツ、音楽、ニュースなど約10万本が視聴可能で、大半のコンテンツが無料で楽しめる。動画コンテンツの大型ポータルとして、「早期に視聴者数4000万の達成」(孫社長)を目指す。

 TVバンクが提供する無料コンテンツ1万6000本、有料コンテンツ1万5000本のほか、動画検索機能によりYahoo!動画サイト以外にアクセスして楽しめるコンテンツ7万本が視聴できる。コンテンツの提供にあたっては、NHKや在京民放キー局、映画会社、韓国3大テレビ局のほか、台湾、中国、英国、インドのテレビ局、通信社、プロモーション会社などとパートナー関係を結んだ。有料コンテンツ以外は、入会手続きなどは不要。

 新会社の資本金は15億500万円で、出資比率はソフトバンク60%、ヤフー40%。社長はソフトバンクの孫社長が兼務する。無料コンテンツは広告収入、有料コンテンツは視聴料収入を収益の柱とする。

 孫社長は記者会見で、「年初から話題になっている放送と通信の融合を具体的な形で示していきたい」と強調したうえで、ソフトバンクグループの方針として「特定の放送局1社のみと深く関わるのはよいことではない。多数のパートナーの協力を得ながらタイトルを100万、1000万と増やしていきたい」と抱負を語った。また、「我々が開発した同時視聴技術をソフトバンクホークスの試合で試したところ、同時に56万人が視聴できた。Yahoo!動画は生番組を強みとしていきたい」と述べ、スポーツや音楽などの生番組でライバルとの差別化を図っていく意向を示した。

 会見ではゲストとして、自動車レーサーの鈴木亜久里さん、女優の上戸彩さん、ソフトバンクホークスの新垣渚選手、K?1のボブ・サップ選手が応援に駆けつけ、祝辞を述べた。なお、視聴者からの動画投稿を受け付けて公開し、その作品コンテストを来年1月から定期開催するほか、「美女コンテスト」を通じたタレント発掘イベントなども予定している。