ヴァーゴウェーブ、防犯ブザーと専用GPS端末で子どもの位置と危険を通知

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2005/12/13 15:41



 ヴァーゴウェーブ(岩本昭典社長)は、防犯ブザーと専用GPS端末を使い子どもの位置情報を知らせる「みっけ!GPS」サービスを、06年4月をめどに開始すると発表した。

 「みっけ!GPS」は、子どもが危険な目に遭った時などに防犯ブザーを鳴らすと、音が鳴ると同時にブザーから専用端末に微弱電波を送り、事前に設定した保護者などの電話に自動音声で緊急通知するサービス。防犯ブザーから微弱電波がGPS端末に送られて位置発信する機能は世界初。

 ほかにも、GPSやPHSを使い子どもの位置情報を検索したり、インターネットで居場所を検索したりできる。料金は定額制で、月額1780円の予定。なお、別途ウィルコムのPHSを契約する必要がある。防犯ブザーと専用端末は通信機器開発のジーフォース(相澤裕豪社長)が開発した。

 サービス開始に先立ち、地域と企業が連動するセーフティーネットワークの構築とサービスの普及を目指し、児童向け製品を販売する企業と「みっけ!GPSアライアンス」を設立。同社のほか、ランドセル販売のマツモト(松本孝二社長)、学生服販売の尾崎商事(尾崎眞一郎社長)、眼鏡販売の青山眼鏡(青山清彦社長)の3社が参加した。3社はヴァーゴウェーブから「みっけ!GPS」用の防犯ブザーを購入。百貨店や量販店など全国3500の店舗で20万個を無料で配布する。なお、配布店は、「みっけ!GPS」のサイト上で公開している。