●PCで書くなら、断然便利なPC用の電子辞書

 ビジネスでも勉強でも、ジャンルを問わずPCで文章を作成するのが当たり前となっている今、わからない語句を調べたり、文脈に適切な言葉を探すのに、コンパクトな携帯用の電子辞書を使っている人も多いだろう。

 しかし、PCで文書を書いているのなら、携帯用辞書を取り出し言葉を入力、検索した語句を今度はキーボードを叩いてPCに入力するという作業はいかにも面倒で効率が悪い。せっかくなら文書を書きながら連携させて辞書も使いたい。そこで登場するのがPC用の電子辞典だ。

 わからない言葉をコピーして電子辞書のウィンドウに貼り付ければ簡単に検索ができるし、調べた結果や用例をコピーしてそのまま文章に貼り付けることもできるので、はるかに使い勝手がいい。PCのモニターを見て語句を調べ、文章を書いて……と「辞書を引く」「文章を書く」という2つの作業が同時にできるので、ストレスとも無縁だ。

 さらに、大きなウィンドウで、解説や用例、関連用語などをひと目で見ることができるのも便利。小さな画面をスクロールして確認しなければならない携帯用電子辞書にはない魅力と言える。

●「日本語大シソーラス-類語検索大辞典-」も、電子化でさらにパワーアップ

日本語大シソーラス 完成度が高く、内容が充実した文章作成には、その文章や文脈に的確な言葉を選んだり、語句の重複表現を避けることができる「語彙力」が重要となる。表現豊かな文書を書くことができればビジネスでも学校のレポートでも高い評価を得ることができるだろう。

 その語彙力アップを強力にバックアップしてくれるのが、ロゴヴィスタの「日本語大シソーラス-類語検索大辞典-」。大修館書店が発売している同名の辞典を電子化したものだ。語彙力強化には、類語辞典が使われることが多いが、これは、その一歩上をゆく電子辞典となっている。

 類語辞典と違うのは、文法上の分類よりも「言葉の意味」の視点から「意味の近さ」や「連想関係」を優先して分類している点。言葉の意味や品詞、語法の説明はまったくない一方で、語句をカテゴリに分け、意味の近いもの同士を、合理的でコンパクトに分類している。こうしたシソーラス辞典は日本語で初。そのため、他の類語辞典には例を見ない、32万語という圧倒的な語数を実現し、次々と連想される語句を検索することが可能となった。

 「日本語大シソーラス-類語検索大辞典-」で検索できる語数は32万語。この豊富な言葉を効率よく検索できるのは電子辞典版ならでは。例えば「流行る」という言葉を書籍の辞典で調べる場合、まず索引を調べ、そこに記されたページをめくらなければならない。ちょっとしたことでだが、大きく重い書籍を使って繰り返すことを考えると、なかなか骨が折れる作業だ。しかし、電子辞典版なら、該当する語句を収録語句の中から直接検索して表示してくれる(画像)。さらに、意味の近いグループの最小単位(小語群)で改行しているため読みやすくなっている。

検索画面
辞典本文よりダイレクトに検索
「流行る」を入力して検索すると、すぐに語句が表示される


●「日本語大シソーラス-類語検索大辞典-」を最強のビジネスツールに

 普段、ビジネス文書を作成する際、つい同じ言葉を何度も使ってしまうことはないだろうか。不用意な言葉の繰り返しは、時として相手にしつこい印象を与える。例えば、「迅速に対応します」とはよく聞く言葉だが、「迅速に」を何度も使うと稚拙な文書に見えてしまう。そこでシソーラスの出番だ。言い替える言葉を探して入れ替えればよい。

 「迅速」で辞書を引くと、速(すみ)やか、逸(いち)速くなどの表現をすぐに見つけることができる。「迅速に」という漢語的な表現のトーンに合わせると、「逸早く」などの表現が言い替えにはふさわしいだろう。このように少し言い替えるだけで、重複のないスマートな文書を書くことができる。また、言葉が広がれば思考も広がる。ブレーンストーミングやチャート、マインドマップなど、フレキシブルな発想が求められる際にも活用できそうだ。

 類語を探すのに便利な「日本語大シソーラス-類語検索大辞典-」だが、前述のとおり語句の説明などは収録されていない。語句の意味を含めて語彙力を増やしたい人は同社の電子辞典「岩波国語辞典第六版」やイラストによる解説も収録している「広辞苑第五版 図版付き」なども併用すれば、より便利で強力な言葉のアドバイザーを手に入れることができるだろう。