シャープ(町田勝彦社長)は10月21日、AV機能搭載のデスクトップパソコン「Mebius(メビウス)」シリーズに、亀山工場製32V型液晶を搭載した「PC?TX100K/32MD3」と「PC?TX32K」の2モデルを加え12月中旬に発売すると発表した。

 シャープ(町田勝彦社長)は10月21日、AV機能搭載のデスクトップパソコン「Mebius(メビウス)」シリーズに、亀山工場製32V型液晶を搭載した「PC?TX100K/32MD3」と「PC?TX32K」の2モデルを加え12月中旬に発売すると発表した。

 上位機種の「PC?TX100K/32MD3」は、PC部である「PC?TX100K」と、TV部である「32MD3」の2製品で構成。PC、TVの機能に加え、DVD-HDDレコーダーの機能も併せ持つ。PC部にもTV部にもそれぞれに地上デジタルチューナーやBSチューナー、110度CSチューナー、地上アナログチューナーを内蔵しており、ハイビジョンのダブル録画に対応した。つまり、ハイビジョン放送を見ながら裏番組のハイビジョン放送を録画することができる。価格はオープンで、実勢価格はPC部の「TX1000K」が24万円前後、TV部の「32MD3」が22万円前後の見込み。

 「TX32K」はPC部とTV部がセットになった製品だが、デジタルチューナーはTV部のみに内蔵。録画可能なのは地上波アナログのみで、その他、各種デジタル放送は視聴はのみが可能となっている。価格はオープンで、実勢価格は36万円前後の見込み。

 いずれのモデルも表示パネルには、同社亀山工場製の32V型のハイビジョン液晶を採用。本体部分では、インターネットのコンテンツサービスなどをリモコンで簡単に操作できる「チャンネルUI」エンジンを搭載していることで、テレビ番組を視聴する感覚でホームページの検索やブロードバンド放送が楽しめる。今回の製品群に対応したインターネットサービスは、NTTコミュニケーションズがショッピングやダウンページなど暮らしの情報を豊富に揃えた「DCNスーパーチャンネル」、ソフトバンクグループが国内外の映画など動画コンテンツを配信する「TV BANK(仮称)」を提供する。

 同社では、テレビチューナーを搭載したデスクトップパソコンを、家庭内のリビングに置いてファミリーで視聴することが可能な“AVセンターパソコン”として昨年末に発売。これまでに3万台を出荷してきた。名井哲夫・情報通信事業本部副本部長兼液晶IT事業統括は、「家族でテレビとパソコンを楽しむという新しいスタイルが広がりつつある」と述べており、「今回の新製品では、月産台数として5000台を見込む」と、前モデルの2倍程度の出荷台数に引き上げる意欲を示した。

 リビングに置かれることを前提としたパソコンであるため、同社では家電量販店のパソコンコーナーや液晶テレビコーナーでの販売も進めていくことに加え、「独自のコーナー作りを提案しており、一部の家電量販店では年末に実現する可能性がある」(名井副本部長)という。液晶テレビコーナーでの販売は、「液晶テレビの拡販につなげる相乗効果に期待したい」(同)考えを示した。