富士通は、HDDを持たないシンクライアント専用端末「FMVシンクライアント」で、B5ファイルモバイルノート「FMV-TC8210」と、省スペース小型デスクトップ「FMV-TC5210」の2機種を発売した。これまでのラインアップを一新し、指紋センサーやセキュリティ機能を強化したのが特徴。価格は、「FMV-TC8210」が16万8000円、「FMV-TC5210」が7万350円。


 富士通は、HDDを持たないシンクライアント専用端末「FMVシンクライアント」で、B5ファイルモバイルノート「FMV-TC8210」と、省スペース小型デスクトップ「FMV-TC5210」の2機種を発売した。これまでのラインアップを一新し、指紋センサーやセキュリティ機能を強化したのが特徴。価格は、「FMV-TC8210」が16万8000円、「FMV-TC5210」が7万350円。

 「TC8210」は高精度の指紋センサーを搭載し、セキュリティ情報をカード内に格納できる「スマートカード」にも対応。シンクライアントサーバーへ指紋やカードによる認証が行える。スマートカードホルダーはカスタムまたはオプションで追加できる。

 軽量化したメインボードなどを採用し、薄さ約31・2mm/軽さ約1・22kgのボディを実現する一方で強度も確保した。IEEE802.11a/gワイヤレスLAN内蔵にカスタムメイドで対応するほか、各種無線通信カードの利用が可能。10月下旬から出荷する。

 「TC5210」は「スマートカード」専用スロットを標準で搭載し、オプションで指紋認証付キーボードにも対応する。きょう体を従来機の約4分の1のサイズとしながら、消費電力の少ないCPUを搭載することで、放熱ファンのない設計で静音性も確保した。12月中旬から出荷の予定。

 両モデルとも、本体のUSBポートなどを無効にすることでデータの不正な持ち出しを制限するソフト「Portshutter」を標準で添付する。USBポートは、管理者が定めたUSB機器だけを使用できるように設定することも可能。

 富士通では、同社のIAサーバー「PRIMERGY(プライマジー)」と、シトリックス・システムズ・ジャパン(大古俊輔社長)が提供するサーバーソフト「Citrix Presentation Server4.0」または「BT Administration Server」を組み合わせることで、ユーザー企業の運用形態に合わせた安全性の高いシンクライアントソリューションを提案していく。すでにクレジットカード会社のオーエムシーカードが「TC8210」の導入を決定。11月から営業社員など約300人が利用する。