ヨドバシカメラ、マルチメディアAkiba 内部を初公開、一体どんな店なのか?

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2005/09/14 01:53

 ヨドバシカメラ(藤沢昭和社長)は9月13日、JR秋葉原駅前で9月16日にオープンする「マルチメディアAkiba」の内覧会を実施した。

 ヨドバシカメラ(藤沢昭和社長)は9月13日、JR秋葉原駅前で9月16日にオープンする「マルチメディアAkiba」の内覧会を実施した。

 マルチメディアAkibaは、地下6階から地上9階までの商業複合施設「ヨドバシAkiba」の地上1?6階部分に構える。施設の延床面積は約6万1400平方メートルで、店舗面積は約3万3300平方メートル。そのうちマルチメディアAkibaの売場面積が約2万3800平方メートルとなっている。2万平方メートル以上の店舗として家電量販業界で国内最大のショップを誇っており、アイテム数65万品目を揃えた。

 地下6階から地下2階は400台が収容できる大型駐車場。地上1階には、パソコンや携帯電話端末を扱っている。2階にはパソコン周辺機器、3階でデジタルカメラなどカメラ関連機器、4階が薄型テレビなどAV(音響・映像)コーナー)、5階に家電売場を設置した。6階には、ゲームソフトや玩具、楽器などを揃えているほか、“アキバ文化”の1つであるフィギュアなども販売する。7階は、音楽CDショップの「タワレコード」などテナントショップの専門店フロアとなっており、8階には飲食店が建ち並ぶ。9階は、ゴルフショップおよびゴルフ練習場を設けている。

 店長には、「マルチメディア錦糸町」や「マルチメディア川崎ルフロン」の店長を務めた経験を持つ足立信一氏を起用。秋葉原電気街に訪れるユーザーは、パソコンマニアなどが多いものの、「うちは、うちのやり方でいく」ことをアピール。藤沢社長も、「多くのお客さんに来店してもらい、地域活性化にもつなげていきたい」意向を示しており、なかでも秋葉原を訪れるケースが少ないといわれているファミリーを対象とした品揃えと接客で街の集客アップも視野に入れていることを挙げた。

 初年度の売上高は500億円を目指す。足立店長は、「やってみないと分からない。難しいかもしれない」と控えめに述べたものの、「最初から売り上げ目標をクリアするように邁進する」と意気込みを見せた。