帝健、すべての手関節の動きをデータ化する手袋、手話や伝統芸能での活用も

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2005/06/16 14:42



 エヌアイ帝人商事株式会社(森田順二社長)子会社の帝健(伊藤 清社長)は、京都大学医学部附属病院医療情報部講師の黒田知宏工学博士が開発したバーチャルリアリティ(VR)グローブの製品化に成功、「StrinGlove ストリングラブ」として製造を開始した。旭エレクトロニクス 大阪営業所を通じて販売する。価格は左右セットで150万円(税別)。

 VRグローブは、人の手の複雑な動きを計測してコンピュータの中に取り込む装置で、ヘッドマウンテッドディスプレイ(HMD)、位置計測装置(6Dセンサー)と共に、バーチャルリアリティの三種の神器と呼ばれ、アニメーション制作・ゲーム・手話シミュレーションや伝統芸能のデジタル化など、さまざまなVRアプリケーションに用いられている。

 今回の新製品は純国産のまったく新しい技術を用いて、人の手のすべての関節の動きを計測するもの。センサー部分が着脱可能で、純国産のため、手袋本体の洗濯や修理などが簡単に行えるのが特徴。サイズや色などの選択肢も豊富に提供できるとしている。センサー自身が手形認識機能を備えているため、複雑な演算をコンピュータで行わなくても簡単にアニメーション・ゲーム・手話認識などのソフトウェアを開発することが可能。

 今後は、医療シミュレーション、福祉(手話)アプリケーション、遠隔操作アプリケーションといったVRコミュニケーションツールとして販売を展開していく考え。