NECシステムテクノロジー(本社・大阪市、高橋利彦社長)は6月9日、三重大学 生物資源学部 橋本教授の研究室と共同研究を進めていた、味覚を備えたパートナーロボット「健康・食品アドバイザーロボット」を開発したと発表した。

 今回、世界で初めて開発に成功したのは、センサーで食品の味を調べ、その場ですぐに食品の成分や食品名を答え、さらにその情報に基づいて健康や食品についてアドバイスすることができるロボット。NECシステムテクノロジーのロボット技術およびパターン認識技術と、橋本研究室の赤外線分光分析技術との組み合わせによって実現した。

 これまで、早くから物理センサーの技術開発が進んできた「視覚」「聴覚」「触覚」に比べ、「味覚」や「臭覚」についての研究開発は遅れており、それらを持つロボットは存在しなかった。しかし、今後、味覚を備えたロボットが必要になると判断。独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「21世紀ロボットチャレンジプログラム 次世代ロボット実用化プロジェクト(プロトタイプ開発支援事業)」の活動の一つに提案して採択され、五感を供えたパートナーロボットの実現に向けて研究・開発に取り組んでいた。

 なお、同ロボットは、6月9日から19日まで、「愛・地球博」内の「プロトタイプロボット展」に出展される。