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Androidタブレットのメリットデメリットを解説 おすすめメーカーや製品も紹介

コラム

2025/09/19 17:00

 「手頃な価格でタブレットを買いたい」と考えるとき、候補に挙がるのがAndroidタブレット。iPadに比べて価格帯が幅広く、国内外のさまざまなメーカーから発売されているため、用途や予算に合わせて選びやすいのが大きな特徴です。

 ただし、製品が多い分「どれを選べば良いのかわからない」「セキュリティ面が不安」といった声も少なくありません。
 

 そこでこの記事では、Androidタブレットの特徴や長所・短所をわかりやすく解説し、さらにおすすめのメーカーやモデルも紹介します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
 

Androidとは


 Android(アンドロイド)とは、Googleが提供しているモバイル向けOSのことです。

 2007年に初めて公開されて以降、スマートフォンやタブレット、さらには家電や車載機器まで幅広く使われてきました。2025年8月現在では「Android 16」が最新バージョンとして提供されており、セキュリティ強化やAIを活用した新機能など進化を続けています。

 Android最大の特徴は、多様なメーカーが採用している点です。Samsung(サムスン)、Xiaomi(シャオミ)、Lenovo(レノボ)、NECといった世界的な・国内外のメーカーが端末を展開しており、価格帯も1万円台のエントリーモデルから10万円を超えるハイエンド機種まで幅広いラインアップがあります。

このように、Androidは「自由度の高さ」と「選択肢の豊富さ」を兼ね備えたOSとして、タブレット市場でも大きな存在感を放っているのです。
 

メリット


 Androidタブレットには、iPadなど他のOS搭載機種にはない魅力が多くあります。ここからは、具体的にAndroidタブレットが持つ代表的なメリットについて、詳しく見ていきましょう。
 

豊富なアプリ

 Androidタブレットの大きな魅力のひとつは、利用できるアプリの豊富さです。

 Google Playストアには数百万本のアプリが公開されており、動画配信サービスやSNS、ゲームはもちろん、学習系やビジネス系まで幅広いジャンルが揃っています。無料アプリも多いため、目的に合わせて気軽に導入できるのもメリットです。

 「趣味からビジネスまで、1台で幅広く使いたい」という人にとって、アプリの豊富さはAndroidタブレットを選ぶ大きな理由になるでしょう。
 

端末の種類が多い

 Androidタブレットは、端末の種類が豊富に揃っている点も大きな魅力です。SamsungやXiaomi、Lenovo、NECといった国内外のメーカーが幅広く展開しており、1万円台のエントリーモデルから10万円を超えるハイエンドモデルまで選択肢が充実しています。

 例えば、子どもの学習用なら安価なエントリーモデル、自宅での動画視聴やゲーム用にはミドルレンジ、ビジネスやクリエイティブ用途なら高性能なハイエンドモデルと、ライフスタイルに応じた選び方が可能です。

 「価格は抑えたいけれど最低限の機能は欲しい」「高性能で長く使えるモデルがいい」といったニーズにも柔軟に対応できるでしょう。
 

カスタマイズ性

 Androidタブレットは、ユーザーの好みに合わせて自由にカスタマイズできる点も大きなメリットです。

 ホーム画面のレイアウトやウィジェットの設置、アイコンのデザインまで調整できるため、「自分だけの使いやすいタブレット環境」を作ることができます。また、標準のブラウザやメールアプリを自由に変更できるのも特徴です。例えば「Chrome」ではなく「Firefox」をメインブラウザにするなど、細かい使い勝手も自分好みにアレンジできます。

 iPadのように統一感のある使いやすさではなく、「自由度の高さ」を求める人にとって、Androidタブレットは大きな魅力を持つ選択肢といえるでしょう。
 

Android製品との連携

 Androidタブレットは、同じくGoogleが提供するAndroidデバイスやサービスとの連携がスムーズに行えるのも大きな強みです。

 例えば、Googleアカウントを使えば、GmailやGoogleカレンダー、Google Driveといったデータを自動で同期でき、スマホで行った作業をタブレットでそのまま再開できます。

 さらに、最近のAndroid端末では「マルチデバイス機能」が充実しており、タブレットでスマホの通知を確認したり、写真やファイルをワンタップで共有したりすることがも可能です。

 また、メーカーによっては独自の連携機能を搭載している場合もあり、たとえばSamsungなら「Galaxyシリーズ間でのシームレスな連携」を実現しています。

 こうしたシステムを活用すれば、スマホ・タブレット・PCを横断して効率的に作業できるため、さまざまなライフスタイルに対応してくれるはずです。
 

デメリット


 さまざまなラインアップと自由度の高さが魅力のAndroidタブレットですが、もちろん注意すべき点もあります。ここからは、Androidタブレットの代表的なデメリットを3つ見ていきましょう。
 

セキュリティ

 Androidタブレットは世界的に利用者が多いため、サイバー攻撃の標的になりやすいという懸念があります。

 また、AndroidタブレットはGoogle Play以外のストアからもアプリをインストールできることにも注意が必要です。非正規アプリはより便利なものも多いですが、Googleの審査を受けていないことから悪意のあるプログラムが仕込まれている可能性もあります。むやみに非正規アプリをインストールするとウイルス感染や不正アクセスのリスクが高まります。

 そのほか、メーカーや機種によってセキュリティアップデートの頻度やサポート期間が異なる点も注意が必要です。大手メーカーなら長期的にアップデートがありますが、安価なモデルではサポートが短く、早い段階で更新が止まってしまうこともあります。

 そのため、Androidタブレットを安全に使うには「信頼できるメーカーを選ぶ」「公式ストア以外からアプリを入れない」といった基本対策が欠かせません。
 

ビジネス用途では使いづらい可能性

 Androidタブレットは日常利用には十分ですが、ビジネス用途では不便を感じる場合があります。

 例えば、企業でよく使われるMicrosoft Office製品や専用の業務アプリは、iPadやWindows PC向けに最適化されているケースが多く、Android版は機能が制限されていることも少なくありません。

 また、ビジネスシーンでは「タブレットをPC代わりに使いたい」というニーズもありますが、キーボードやスタイラスペンとの連携機能はメーカーによって差があります。特に低価格帯モデルでは、処理性能や周辺機器との互換性が弱く、作業効率を下げてしまう可能性もあるでしょう。

 そのため、タブレットを仕事で使う場合は、購入前に「必要なアプリや周辺機器がしっかり対応しているか」を確認しておくことが重要です。
 

検討材料が多い

 Androidタブレットは、メーカーやモデルの種類が非常に多いため、購入時に迷いやすいというデメリットがあります。

 実際、価格帯は1万円台から10万円以上までと幅広いうえ、同じ価格帯でも性能や機能が大きく異なるケースも少なくありません。さらに、メーカーごとにOSのカスタマイズや独自機能が異なるため、レビューや仕様を細かく確認しなければ使い勝手を判断できないこともあります。

 そのため、購入の際は価格のほかに「用途」「サポート体制」「アップデートの有無」といった点も含めて比較することが重要です。選択肢が多い分、慎重に検討する必要があることを覚えておきましょう。
 

他OSとの比較

 タブレットを選ぶ際には、AndroidだけでなくiOS(iPadOS)やWindows搭載タブレットとの違いを理解しておくことが大切です。

 それぞれのOSには強みと弱みがあり、利用目的や予算によって適切な選択肢は変わってきます。以下の表では、各OSの特徴を整理しましたので、購入検討の際に参考にしてみてください。
 

おすすめのAndroidタブレット

 最後に、比較的手頃な価格ながらも性能や使い勝手に優れたおすすめモデルを3つ紹介します。信頼性の高いメーカーの製品を取り上げるので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
 

Xiaomi Pad 7

 

 Xiaomiの「Pad 7」は、手頃な価格ながら高性能を備えたミドルレンジタブレットです。11.2インチのディスプレイを搭載しており、動画視聴や電子書籍、SNS利用など幅広い用途で利用できます。

 また、クアルコム社が展開する高性能チップ「スナップドラゴンシリーズ」を採用しているため、処理能力が高いのも魅力。複数アプリを同時に動かしても快適に利用できます。

 価格はミドルレンジ帯でありながら、上位モデルに匹敵する使い心地を提供してくれるので、「性能は妥協したくないけれど、コストは抑えたい」という方におすすめできる一台です。

出典:Xiaomi Pad 7
 

Galaxy Tab A9+

 

 Samsungが展開する「Galaxy Tab A9+」は、手頃な価格と安定した性能を両立したモデルです。

 11インチのディスプレイを搭載しているうえ、フルHD以上の解像度やステレオスピーカーを備えているため、映像コンテンツを楽しむのに最適。処理性能はエントリーからミドルレンジクラスですが、ネットサーフィンや動画視聴、オンライン授業などの日常的な用途であれば十分な性能です。

 シンプルで扱いやすく、コストパフォーマンスに優れたモデルなので、ファミリー層やライトユーザーに人気があります。

出典:Galaxy Tab A9+
 

NEC LAVIE Tab T11

 

 「LAVIE Tab T11」は、国内メーカーのNECが展開するAndroidタブレットです。

 11インチクラスの高解像度ディスプレイを備えており、電子書籍や映画視聴など長時間利用でも快適に楽しめる設計になっています。特に発色の良さと視野角の広さは、国産モデルらしい仕上がりといえるでしょう。

 また、国内のサポート体制が充実しているため、初めてタブレットを購入する方や機械操作に不慣れな方でも安心して使えるのもうれしいポイント。「海外メーカー製は少し不安……」という人には特におすすめの1台です。

出典:NEC LAVIE Tab T11
 

まとめ

 Androidタブレットは、豊富なアプリや自由度の高いカスタマイズ性、幅広い価格帯のラインアップといった強みがあります。

 しかし、セキュリティ面の懸念やビジネス利用での制約、製品が多すぎて選びにくいといった課題があるのも事実です。

 そのため、購入を検討する際は、価格だけでなく、性能やサポート体制などを確認することが欠かせません。ぜひ本記事で紹介したおすすめ製品を参考に、用途や予算に合わせて最適な一台を選んでみてください。