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京都の花街・宮川町に1泊20万円の高級一棟貸し施設オープン!

暮らし

2024/03/12 07:00

 レアルは3月1日に、1泊20万円からの高級一棟貸し宿泊施設「鈴 京都宮川筋 hitotose 穐-Aki-」(京都府京都市)をオープンした。

「鈴 京都宮川筋 hitotose 穐-Aki-」の外観

鴨川のほとり、祇園のほど近くの伝統的な街並み

 「鈴 京都宮川筋 hitotose 穐-Aki-」は、鴨川のほとり、祇園のほど近くに位置する花街「宮川町」に立地し、施設の目の前が宮川筋となっており、石畳の通りにはお茶屋が立ち並ぶ京都の伝統的な街並みが残り、お稽古やお仕事へ向かう芸妓や舞妓の姿を見ることもできる。

 祇園の街はもちろん、八坂神社、清水寺、高台寺、先斗町、錦市場といった徒歩圏内には観光スポットが立ち並び、バスや電車のアクセスも優れている。

 「hitotose」という名称は春夏秋冬、「1年」を表す言葉で、「穐」とは「秋」のことを指し、芸妓や舞妓の技芸の練習や発表の場である歌舞練場が徒歩30秒と近いことから、舞台用語の「千穐楽」より「穐」を使用する。

 今回空間演出を担当したのは、ODOの代表取締役である折原美紀氏で、陰翳に美を見出す日本古来の考え「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」に共感した、しっとりとした落ち着いた空間がつくられた。

 和紙をふんだんに使用したモダンな内装が特徴で、和紙と土を使用した大きな壁や柿渋染めの和紙を全面に施したキッチンといった、日本の伝統と技術を感じる意匠は和紙職人・ハタノワタル氏の手仕事により完成した唯一無二の空間であり、それらを引き立てるように繊細に照らす灯は日本の照明器具、行燈をイメージした奥行きのあるライティングとなっている。
 
和紙と左官技術を組み合わせて作られたリビングの大壁面

 客室1階は、宮川町の印象を引き継ぐシックでモダンなLDKで、露天風呂・サウナまでが一体の空間となる。サウナにはフィンランドVETO製のオートロウリュ・ストーブを導入し、宿泊者が全員入れる広さで本格的なロウリュ体験が可能になっている。内風呂も別に用意しているため、露天風呂は水風呂としても楽しめる。
 
リビングと一体になった露天風呂
 
サウナは4名まで楽しめる

 ペニンシュラ型のオープンキッチンには調理家電や器具・食器やグラス類から、カトラリーまでを完備し、ケータリングを楽しんだり、観光先で購入した食材を調理したりすることもできる。また、施設内には無料で味わえるドリンクやスナック類、京都発のデニッシュ専門店「GRAND MARBLE」のマーブルデニッシュも用意している。
 
ゆったりと食事を楽しめるダイニングテーブル

 2階には独立性の高い寝室を2部屋用意し、寝室にもハタノワタル氏の和紙を大胆に使用する。とりわけ、メインベッドルームは天井から床までを特殊加工の和紙で包んだ大胆なデザインとなっている。また、寝室にはそれぞれシャワーブースと洗面、トイレを設置しているので、それぞれのプライバシーが確保されるためグループでの宿泊にも使える(最大4名まで)。
 
ハタノワタル氏の和紙が大胆に使用されたベッドルーム
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