スピード感が命! 韓国人の「パリパリ文化」の意味を解説

時事ネタ

2024/01/19 12:00

 【こっそりミームを教えます・135】「せっかちな人」といえば日本だと大阪人をイメージするかもしれないが、実は韓国人も負けず劣らずせっかちだと言われている。「早く早く」という意味を持つ韓国語「パリパリ」を用いて、「パリパリ文化」と呼ばれるほど。今回はそんな韓国人たちのせっかちカルチャーを見ていこう。

せっかちな「パリパリ文化」の韓国人
(画像はイメージ)

「パリパリ」が飛び交うせっかちカルチャー・韓国の職場

 「パリパリ」は日本語で「早く早く」という意味で、何事においてもスピード感を重視する韓国人の国民性を指して「パリパリ文化」や「パリパリ精神」と表現するようになった。

 その根底には「何事も早い方が良い」という考え方があり、仕事においてもとにかくスピード感を最優先に考えるという。そのため、韓国の職場では頻繁に「パリパリ」という言葉が飛び交うのだ。

 レスポンスの早さという観点では、日本のビジネス観に近いと思うかもしれない。しかし着手するスピードにおいては大きなズレがあるようで、じっくり検証してから取り掛かる日本人に対し、韓国人はとにかく早く始めてやりながら軌道修正をかけていくのが特徴。

 安全や正確性よりも速度を最優先する点は、確かに大きな違いといえる。一緒に働くときには、きっと「パリパリ」を連呼されることになるのだろう。

 しかも、仕事の手を止めないために睡眠時間が短く、休憩も短く取ることが多い。最近では仮眠を目的として、1時間単位で利用できる「睡眠カフェ」が人気に。またバスの出発や走行速度、デリバリーに至るまで、何でもかんでもとにかく早いという。

 「パリパリ文化」の国・韓国。せっかちを自負している方は、是非そのスピード感を体験してみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている