スマートフォン（スマホ）決済サービスのキャンペーンというと、以前は「もれなく還元」だったが、最近は「抽選で当たる」方式が多い。今回は、楽天ペイがさらにお得になる「楽天キャッシュ」のチャージキャンペーンと、au PAY・d払い・PayPayのお得なキャンペーンを紹介しよう。

楽天キャッシュへのチャージで最大3万ポイント当たる！

　楽天ペイメントは、「楽天ペイ」アプリから楽天グループのオンライン電子マネーの「楽天キャッシュ」へ1000円以上チャージすると、抽選で500人に楽天ポイント1万ポイントが当たる「セブン銀行ATMチャージで10,000ポイントが当たる！キャンペーン」を12月31日まで実施している。さらに二つの条件を満たすと、当選確率は合計最大10倍にアップする。
 
　毎月1日、11日、21日、31日（奇数月のみ）に実施している、抽選で2万ポイントを上限にチャージ額と同数の楽天ポイントが当たる「チャージの日キャンペーン」とも併用可能で、二つの抽選キャンペーン参加でよりお得に楽天キャッシュ・楽天ペイアプリを利用できる。

au PAYはネット支払いでもれなくポイント還元上乗せ

　またKDDIは、12月1日から12月25日まで、専用サイトでエントリーの上、対象のオンラインサイトで1回500円以上をスマホ決済サービス「au PAY」で決済すると、還元するPontaポイントが10倍になるキャンペーン「ネット支払い感謝祭 冬」を開催している。ポイント還元上限は1au IDあたり1回1000ポイント、期間中2000ポイント。
 
　NTTドコモは、スマホ決済サービス「d払い」が使える街のお店・ネットのお店ともに対象となる「最大10,000ptが当たる！d払い抽選キャンペーン」を実施している。キャンペーン期間を前半・後半の二つに分け、期間ごとにエントリーが必要。

　後半のエントリー期間は11月17日～24年1月9日、キャンペーン期間は11月24日～24年1月9日。当選確率は期間中（各期間ごと）の支払い回数に応じて上がり、支払いが4回以上で10倍、10回以上で20倍となる。当選ポイント数と各期間の当選人数は、1等・1万ポイントが2500人、2等・1000ポイントが5000人、3等・100ポイントが5万人。決済1回ごとの抽選ではなく、期間ごとに1回抽選する仕組みのため、今から使い始めても当選確率20倍は十分に狙える。
 
　一方、PayPayは、「超PayPay祭」の一環として「いつでもどこでもPayPayジャンボ」を24年1月8日まで実施している。PayPayジャンボは日常の買い物がちょっとした宝くじ感覚になる「抽選で当たる」方式。ただし、今夏に開催した「PayPay本人確認ジャンボ」から本人確認を完了したユーザーに限定しており、前回・今回のPayPayジャンボは抽選に当たらないと感じている人は、アプリ上で本人確認が完了しているかどうか確認しよう。
 
　このほかの狙い目のキャンペーンは、JR東日本の「Suicaで累計30,000円お買いものをするとJRE POINT 30,000円相当が当たる！」（24年1月8日まで）、三井住友カードの「全国のセブン‐イレブンでスマホのタッチ決済を使うと、Vポイント7％還元のところ、キャンペーン期間中ならもれなく11％還元！」（12月15日まで）の二つ。
 
　数年前に比べると全体的にお得度が低く、SNSでの盛り上がりに欠ける印象は否めないが、キャンペーンにあわせてキャッシュレス決済サービスを使い分けてお得に買い物しよう。（BCN・嵯峨野 芙美）