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エアコンのフィルターは掃除してる? 掃除方法や頻度を説明

暮らし

2023/09/08 12:00

 エアコンのフィルターは定期的に掃除していますか?エアコンフィルターを掃除しないと、エアコンの効きが悪くなったり、電気代が高くなったり、健康被害が発生したりする可能性があります。そのため、定期的な掃除がかかせません。


 本稿では、エアコンのフィルターの掃除方法や掃除頻度について紹介します。あわせて、なぜ掃除する必要があるのかについても解説するため、しっかり理解するようにしましょう。
 

エアコンフィルターの掃除方法


 まずは、エアコンフィルターの掃除方法について紹介します。フィルター掃除に必要な道具は、以下のとおりです。

■掃除機:フィルターに付着したホコリを吸い取るため
■タオルや雑巾:フィルターの水分を拭き取るため
■歯ブラシ:フィルターを水洗いする際に汚れをかき出すため
■マスク:作業中にホコリを吸い込みを防ぐため

 では、手順を見ていきましょう。
 

順番1

 掃除をする前に、まずはエアコンの電源プラグを抜いてください。電気系統が水で濡れてしまうと、ショートや腐食の発生原因になりうるためです。

 フィルターは、エアコンのフタを開けたところに設置されています。フィルターを取り外して、フィルターに軽く掃除機をかけてください。あとで洗うため、目に見える範囲の大きなホコリを掃除機で吸う程度で構いません。
 

順番2

 続いて、フィルターの裏側から水を流します。ガンコな汚れは歯ブラシを使い、ホコリをフィルターの表側にかき出すといいでしょう。

 水洗いが終わったら、タオルや雑巾でフィルターの水分をしっかりと拭き取ります。完全に乾くまで、陰干しにしましょう。乾いたら、フィルターをエアコンに戻してください。
 

掃除頻度


 エアコンフィルターの掃除方法がわかったところで、実際に掃除する際はどれくらいの頻度で行えばいいのでしょうか。頻度は、時期や使用回数などによって異なります。エアコンを継続的に使用することが多い人や時期ほど、頻度も多くなります。

以下は、掃除の目安です。

■毎日8時間以上を使う人:2週間に1回程度
■春や秋など、頻度が少なく使用時間が短い時期:月に1回

 多くのメーカーは、週1回~月2回を目安に掃除をすることを推奨しています。エアコンを使用していない人でも、月に1回程度は送風運転を1時間ほど行って、エアコン内部の空気を対流させましょう。

 また、あまり使用しないエアコンがあったり、長く使用しない時期があったりする場合は、市販のエアコンカバーなどを掛けてホコリの付着を予防するのもひとつの手です。

 エアコンのフィルターに汚れがつくのは、避けられません。そこで、フィルター汚れを抑えるためのテクニックを紹介します。

■部屋の換気をする
■内部クリーン、送風運転でエアコン内部を乾燥させる

 タバコを吸う人などの場合、エアコンのフィルターに汚れがつきやすくなります。換気扇をつけたり、部屋の窓を開けたりするなどして、こまめに換気して空気の汚れを外に出しましょう。

 冷房・除湿運転時はエアコン内部が冷やされて結露が発生し湿度が上がるため、フィルターにカビが発生しやすくなります。冷房・除湿使用後は、内部クリーンもしくは送風機能でエアコン内部を乾燥させましょう。

 

なぜ掃除しないといけないか


 では、なぜエアコンフィルターは掃除する必要があるのでしょうか。理由には、以下のようなものが挙げられます。

■エアコンの効きが悪くなる
■電気代が高くなる
■エアコンから嫌なニオイがするようになる
■健康に影響を及ぼす可能性がある
 

エアコンの効きが悪くなる

 エアコンのフィルターには、エアコンが吸い込んだ空気に含まれるゴミ・ホコリなどを吸い取る役割があります。汚れたフィルターの状態でエアコンを使い続けると、フィルターの網が目詰まりをおこし、空気の吸い込みが悪くなってしまうかもしれません。そうすると、エアコンの効きが悪くなるのです。
 

電気代が高くなる

 エアコンは、室内の空気を吸い込み、空気を内部で冷やしたり温めたりして、再び室内に吐き出して温度を調整しています。エアコンフィルターが目詰まりしていると、空気の循環を効率よく行えずに、多くの空気を吸い込もうと電力を余分に消費してしまうのです。結果的に、電気代が高くなってしまいます。
 

エアコンから嫌なニオイがするようになる

 エアコン内部の汚れを放置すると、カビや雑菌などが増殖します。それらが運転時に発生する嫌なニオイのもとです。エアコンフィルターを清潔に保っておけば、ホコリや汚れなどがエアコン内部に侵入しにくくなり、ニオイを予防することにもつながります。
 

健康に影響を及ぼす可能性がある

 掃除をせずにカビがついたままのフィルターをそのまま使うと、カビの胞子が付着した人体に影響を及ぼしかねない空気を部屋に送り続けることになります。カビの胞子は、肌荒れや鼻炎などの原因になる可能性があるため、注意が必要です。
 

まとめ


 エアコンフィルターの掃除方法や掃除頻度について紹介してきました。まずは電源を抜いて、掃除機でホコリを取り除く必要があります。その後、シャワーやホースなどを使用して、フィルターを洗いましょう。ブラシを使用する際は、フィルターを傷つけないようやさしく扱う必要があります。使用頻度が多い人や時期には、2週間に1回程度はフィルター掃除を心掛けましょう。

 エアコンフィルターを掃除しないと、「エアコンの効きが悪くなる」「電気代が高くなる」「エアコンから嫌なニオイがするようになる」「健康被害を及ぼす可能性がある」などの影響が出る可能性があります。何一ついいことがないため、掃除する癖をつけるようにしましょう。

 この記事を参考に、エアコンフィルターの掃除をしてみてください。