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「食品ロス」解決に向けて、G-Placeと国士館大学が共同プロジェクトの成果発表会

暮らし

2023/08/24 15:00

 G-Placeと国士舘大学 政経学部は6月12日~7月12日の期間、「目指せ食品ロス・ゼロ!ミッションin国士舘大学」と題した共同プロジェクトに取り組み、7月12日に成果発表会を行った。

成果発表会の様子

 同プロジェクトでは、国士舘大学政経学部における専門の異なる以下三つのゼミナール

○担当教員:赤石秀之氏、専門:環境経済学、学生数:15人
○担当教員:佐藤恵氏、専門:財務会計、学生数:18人
○担当教員:柴田怜氏、専門:経済政策、学生数:16人

が、G-Placeの提供する課題に取り組んでいる。

 G-Placeが提供した課題は、同社の提供する自治体向けフードシェアリングサービス「タベスケ」を利用してフードシェアリング事業を行う自治体が、共通して抱えている課題である、食品を掲載する店舗(協力店)の確保とその利用率の向上だ。この課題をテーマに三つのゼミナールの学生が全11チームに分かれて、学術的な視点や学生の率直な視点で改善策を検討してもらった。

 成果発表会では、各チームがそれぞれの視点から課題を整理した結果、地域スポーツチームとの連携や訪問介護利用者への利用促進といった、独自性のあるアイデアが出されている。

 一方で、SNSの積極活用や地域イベントでの普及活動などといった、複数のチームに共通するアイデアもあり、学生の視点で見た際に共通して認識される課題も示された。

 成果発表会には、現在「タベスケ」を運用している江戸川区の担当者も参加。「イベントでのPRやSNSの活用などの案は参考にしたい」とのフィードバックを得ている。

 G-Placeは、同プロジェクトで得た提案を参考に、システムの機能改善、サービス周知手法の多様化を検討していく。システムの機能改善としては、2023年度末のリリースを目安にシステムの改修を進め、現在サービス提供中の全自治体に対してよりよい利用環境の提供を目指す。