エンターテインメントの話題は日夜飛び交っているため、その瞬間はトレンドを賑わせても気づけば忘れてしまうもの。今回は上半期に話題を呼んだエンタメ系トレンドワードを振り返ってみよう。

新しい体操のお兄さんが人気歌手にそっくり！

　4月3日にトレンド入りした「かずむおにいさん」とは、「おかあさんといっしょ」の第13代・体操のお兄さんを務める佐久本和夢さんのこと。先代のまことお兄さんからバトンを引き継いだかずむお兄さんだが、実はお兄さんの交代発表時から「星野源さんに似ている」と話題に。3歳から新体操を続けてきたというかずむお兄さんの姿を見て、ネット上では「新体操の得意な星野源って感じがする」「雰囲気だけでなく声も星野源さんっぽい」といった声が相次いだ。
 

「タイトル回収」で鳥肌が立つような衝撃も

　SNSでは自然発生的にトレンド入りするワードも少なくない。きっかけは不明だが、4月17日にはマンガや小説などで用いられる「タイトル回収」が大きな注目を集めた。タイトル回収とはタイトルと同じ文言がセリフで言及されたり、ストーリーの展開とタイトルの意味が合致することを表す言葉。中でも「人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!! いや…… 寄生獣か！」と敵が言い放ったマンガ『寄生獣』は、ネット上で「そっちか！ という衝撃的なタイトル回収」と評価が高い。
 

材料はクロコダイルの体の一部？

　コンビニや書店などで購入できるハズレなしの「一番くじ」。6月7日には「一番くじ ワンピース EX 悪魔を宿す者達 vol.2」の全ラインアップが解禁され、D賞の「スナスナのマグカップ」がトレンドに浮上している。同景品は人気キャラ・クロコダイルの「スナスナの実」の能力を模したアイテムで、ネット上には「クロコダイルがマグカップ焼いているところ想像して萌えた」との声が。またクロコダイル自身が砂になれることから、「クロコダイルの体の一部で飲み物飲んでいると考えたら興奮する」という反応もみられた。

今後どのようなエンタメ系の話題がネット上を席巻するのか、新たに生まれるトレンドワードに注目したい。（フリーライター・井原亘）

是非チェックしたいその他トレンドワード
・夏の王様
・幽霊の日
・東海道四谷怪談
・ホルモン

■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている