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サブカルチャーが集まる千代田区で「自由研究」のテーマ探し、おすすめ1日コース

暮らし

2023/08/04 19:30

 千代田区観光協会は、夏休みシーズンを迎えたことを受けて、歴史と文化、芸術やサブカルチャーまで網羅した千代田区ならではの、自由研究のテーマ探しや体験ができるスポットを巡る、小学生向けのアカデミックな1日お出かけルートを紹介している。

自由研究のテーマ探しに適した
小学生向けのお出かけコースを紹介
 

親子で楽しく学びながらお出かけ

 今回、紹介されているコースは、官公庁が立ち並び政治や歴史を学べる霞が関エリアから、さまざまな趣味文化や大学研究機関が集まる神田神保町エリアまでのコース。子どもたちの好奇心を刺激する出会いが充実している一方で、区内は地下鉄線とJR線が縦横無尽に走っているため、効率的に移動できる。
 
警視庁本部

 警視庁本部では、警視庁の活動を映像で紹介する「ふれあいひろば警視庁教室」、110番の受理と指令を行う「通信指令センター」、資料などを展示する「警察参考室」の見学が可能となっている。また、小・中学生を対象にした「ふれあいひろば警視庁教室」では、コンピュータグラフィックスのピーポくんと、交通安全、非行防止などについて学べる。なお、見学できるのは小学3年生以上からで、事前予約が必要。
 
農林水産省の食堂で提供されるランチのイメージ

 警視庁本部から徒歩5分にある、農林水産省の食堂では、国産食材や有機農産物、被災地産の食材を使用した食堂がキッチンカーを含め6カ所あり、ランチがてら日本の「食」や「文化」に触れられる。土日祝・閉庁日は休みで、12~13時は非常に混雑するため他の時間を推奨。
 
インターメディアテク

 農林水産省から丸ノ内線と徒歩で10分の位置には、蓄音機、考古学資料、肖像画、機構模型、数理模型、蒸気機関模型などが展示されている博物館「インターメディアテク」がある。旧東京中央郵便局舎の内装に、東大の古い備品などを再利用したレトロな展示室で、クジラや巨大カニの標本など、子どもの好奇心を深める体験が可能となっている。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日が休館)、その他館が定める日も休館となる。
 
「ものづくり館 by YKK」における
展示&ワークショップのイメージ

 インターメディアテクから山手線と徒歩で15分の「ものづくり館 by YKK」では、ファスナーやボタンを使った手芸・工作体験、展示スペースにおけるファスナーの歴史や仕組みの学習などができる。予約制のワークショップのほか、手軽な体験メニューも用意している。日・祝は休館。
 
明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館

 ものづくり館 by YKKから中央総武線各駅停車と徒歩で15分に位置する、日本最大級のマンガ蔵書数を誇る「明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館」では、昭和30~40年の貸本マンガを中心とした蔵書をはじめ、各年代の作品、常設展や企画展を通して暮らしに根付き、大衆文化を支えたマンガの歴史について学べる。火曜・水曜・木曜休館。2階・閲覧室の利用には入会が必要。
 
奥野かるた店

 明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館から徒歩5分にある、創業102年の老舗「奥野かるた店」では、カルタや百人一首のほかボードゲームなども取り扱っている。2階のギャラリーでは、原画展や企画展が行われるとともに、月に一度は落語会「神保町かるた亭」が開催される。
 
昭和館

 奥野かるた店から徒歩10分で到着する「昭和館」は、戦中・戦後(昭和10年頃から昭和30年頃)の国民のくらしに係る歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、その労苦を次の世代に伝えている。約500点の実物資料や当時の写真や映像などが検索、閲覧できる。月曜休館(月曜が祝休日だった場合は翌日が休館)。
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