タカラトミーは9月30日に、着せ替え人形「リカちゃん」シリーズの新商品として、ファミリー人形「だいすきなおじいちゃん」と、リカちゃんファミリーが引っ越しをする新しい家となるリカちゃんハウス「ブランコとすべりだいのある ラ・メゾン」を発売する。価格は、「だいすきなおじいちゃん」が3850円、「ブランコとすべりだいのある ラ・メゾン」が8800円。

学園長でアクティブな「おじいちゃん」

　「だいすきなおじいちゃん」の名前は「香山浩（かやま・ひろし）」（61歳）で、おしゃれなグレーヘアにマルチボーダーのトップス、グレンチェックのスラックススタイルに眼鏡が付属する。学園長で趣味はゴルフとアウトドア、若々しくアクティブな「おじいちゃん」像をイメージしたデザインを採用した。

　「リカちゃん」のママ（織江）の父親で母方の祖父にあたり、その存在はリカちゃん50周年の2017年に発表されていたものの、商品化は今回が初となる。

　あわせて、「だいすきなおばあちゃん」（3630円）がリニューアル発売された。2012年の初登場以来、11年ぶりのリニューアルとなり、お花屋さんのオーナーらしく、きれいなブルーに映えるロイヤルなプリント柄が素敵なワンピーススタイルとなっている。
 
　リカちゃんハウス「ブランコとすべりだいのある ラ・メゾン」は、家具付きの大型のハウスで子どもたちへの調査でも人気だった「ブランコ」と「すべりだい」が付属する。

　玄関に置き配用のポストが設置され、リビングのテレビではビデオ通話をしているなど、家具や家電がアップデートされたほか、ペットも一緒に過ごせるようトイプードルの「プリンちゃん」1体と、ケージやペットのお皿、ドッグフード、トイレを用意している。

　収納時はコンパクトに、遊ぶときは広げて合体することが可能で、フロアーシートも組み合わせれば広々と遊ぶことができる。また、レイアウトは10通り以上と長く遊べるようになっており、玄関のスイッチを押すと「ピンポーン」とチャイムが鳴るなど、音の仕掛けも隠され、賑やかなお家遊びを楽しめる。

　そのほか、小物が倒れにくいようにテーブル上に凹みをいれたり、小物類をさわって識別できるように形状に変化をつけたりと、目の不自由な人でも触覚を頼りに独力で小物類を選び、ごっこ遊びを楽しめるような工夫を取り入れており、目の不自由な人も一緒に遊べる共遊玩具として「盲導犬マーク」を取得している。