DACホールディングスは、創立60周年を記念して、同社の女性活躍に向けた冊子「DAC PRIDE＋」を6月1日に発行した。DACグループの未来を担う28人の女性リーダーたちの仕事に対する信念や哲学、グループ各社トップのミッションステートメント、同グループの制度やこれまでの取り組みを記載し、この活用を通し、社内外へ女性活躍推進の理解促進を図っていく。

女性活躍に向けた冊子「DAC PRIDE＋」発行

　DACグループは、60周年をさらなる成長の機会と捉え、より多様な視点、価値観をもった広告会社となるために、12月1日までに役員（執行役員以上）の女性比率40％以上を目指している。現時点でのグループ全体の同比率は28.3％となるが、少しずつ進捗しているという。
 
　目標達成のための具体的な取り組みとしては、女性の役員候補を集め、定期的に研修を行っている。来年は、女性活躍が進んでいる国へ渡航し企業視察を考えている。また、「特定非営利活動法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク」（NPO法人J-Win）に加入した。女性だけでなく、現在男性がほとんどを占める現経営陣も参加、D＆I推進の目的や意義を理解・自分ごと化し、意識改革につなげている。

　そして今回、女性活躍推進に向けた冊子「DAC PRIDE＋」を発行した。同冊子では、DACグループの女性活躍推進の歴史、多様な働き方を支援し生産性を上げるDAC WORKING STYLE制度の紹介、人材育成について、などDACグループの核となる取り組みや、グループ各社での取り組み、28人の女性リーダーたちの仕事への信念や哲学を紹介している。
     
　今後は、掲載された女性28人のグループディスカッション（経営を担う当事者としての意識醸成）や、他社員との座談会（女性活躍推進の理解促進と次世代への意識醸成）など、この冊子を活用し、社内外に向けて、経営戦略としての女性活躍推進の理解促進を図っていく。