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ノートPCの新しいトレンドは「コミュ力」アップ! オンラインだから役立つ機能に注目しよう

販売戦略

2023/06/14 19:00

 6月に入ってノートPCの2023年夏モデルが続々と発表・発売中だ。搭載しているCPUメモリの容量など、PCはとかくスペックで語られがちの傾向がある。しかし、コロナ禍を経た今、ノートPCには隠れたトレンドともいえるポイントがある。

6月15日発売のFMV AHシリーズは
スタンダードタイプながら基本機能を強化

オンライン会議は急拡大から定着へシフト

 コンテンツ制作やゲームという限定的な用途を除くと、PCの用途は資料やデータ作成とメール、ブラウジングなどで10年前とあまり変わっていない。だからなのか、2023年3月の消費動向調査によるとPCの平均使用年数は2人以上の世帯で7.7年、単身世帯では7.5年。買い替えまでのサイクルは徐々に長くなっている。

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとして新たな用途が浮上。それがオンラインでの会議や授業だ。新型コロナウイルス感染症が5類指定になった現在、リアルの会議や授業も増えたが、オンラインでの面談も新しい習慣として定着している。
 
コロナ禍でオンライン会議の機会が急増し、
定着化しつつある

 オンライン会議はスマホでも参加や視聴が可能だ。だが、資料の視認性や操作性の点ではPCの方が、はるかに使い勝手がよい。

 この新たに浮上した用途に対し、ノートPCはしっかり対応していることをご存知だろうか。しかも使いこなすことで、オンライン会議でのコミュ力アップも期待できる。なぜか?

 オンラインは映像と音声による双方向通信で、ディスプレイに映し出される映像とマイク、スピーカーを通じてやり取りされる音声が、すべての情報である。従ってオンライン会議では必要な映像と音声がしっかり伝わることが重要。最新のノートPCは、この映像と音声の伝達機能が進化しているのだ。

自撮りするユーザーの姿を自動で補正

 まずはカメラだ。最近のノートPCのカメラは一時的に中座する際に重宝するプライバシーシャッターを搭載。文字どおり物理的なシャッターのため、簡単操作で自宅でのプライバシーを保護する。スマホにはない機能だ。

 最近のスマホは自撮り用カメラも高解像度となっているが、ノートPCの場合はそこまで解像度が高いわけではない。だが、富士通クライアントコンピューティング(FCCL)では、スマホと連携してスマホの高画質カメラをオンライン会議用のカメラとして使える機能を搭載している。

 また、同社の顔補正アプリUmore(ユーモア)は肌やリップ、チークの色合いや目の大きさなどをAIで補正。シチュエーションによってメイクを使い分けることができる。DynabookのAIカメラエフェクターは顔領域を明るくして画面映りを改善すると同時に、常に顔が画面の正面に映るように補正する。
 
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)の
Umoreは顔を補正して印象度をアップする

 いずれもカメラそのものではなく、カメラに付属する機能を進化させ、ユーザーの利便性を向上しているのがポイントである。

音の改善によりスムーズな会話ができる

 最新のノートPCでは、音に関してもさまざまな改良点が盛り込まれている。複数のスピーカー搭載や正面配置、ブランドスピーカーの採用などにより、オンライン会議での重要なポイントである話す内容がしっかりと聞き取れるようになっているのだ。

 NECパーソナルコンピュータの製品では音声を聞こえやすくする「ノイズプレッサー」や残響音を抑える「ルームエコー抑制」など、ソフト面でも音質を改善させ、聞き取りやすさを向上させている。

 また、ノイズキャンセリング機能を搭載するモデルも増えている。この機能をオンにすることで周囲の環境音をカットし、自分の声だけを相手に伝えることが可能。カフェはもちろん、家族がいる部屋でも周囲の音を気にすることなく相手と会話ができる。
 
FCCLのAIノイズキャンセリングは
クリアな音声を相手に届けるキャプション

 相手の声が聞き取りやすく、こちらの声もしっかりと伝えられることでスムーズな会話が成り立つ。その点で今のノートPCは明らかに進化しており、コミュ力アップが期待できるというわけだ。

Wi-Fi6Eで途切れず良好な通信環境をキープ

 最後にもうひとつの進化ポイントを挙げよう。最新のWi-Fi規格であるWi-Fi6E対応だ。Wi-Fi6Eは従来からの2.4GHz帯と5GHz帯に加えて6GHz帯も使える規格。3つの周波数帯が使えるので、途切れや停止、遅延が少なくなるという。
 
バッファローのWi-Fi6E対応ルータ
WXR-11000XE12(左)とWNR-5400XE6(右)

 最新のノートPCのほとんどが、このWi-Fi6Eに対応しているので通信が途切れずにコミュニケーションを取ることができる。ただし、ノートPCが対応していても肝心のWi-Fiルータが対応していなければ意味がない。ノートPCとともにWi-Fi6E対応ルータも検討したいところだ。

 冒頭で記述したとおり、PCの買い替えサイクルは長くなっている。最新ノートPCがどのようなものか知らない人も多いだろう。オンラインでのコミュ力アップが期待できる最新モデルを店頭でチェックしてみることをおすすめしたい。(BCN・風間 理男)
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