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Z世代の5割強が「賃金下がっても週休3日がいい」 約8割がChatGPTなどAIに肯定的

暮らし

2023/05/01 17:30

 ビッグローブは4月27日に、同社の運営する社会を前進させる情報発信を行うオウンドメディア「あしたメディア by BIGLOBE」が、おもに若年層を対象に実施した、働き方に関する調査結果を発表した。同調査は、全国の18歳~29歳までの男女600名と、比較対象として全国の30歳~69歳の男女400名に対して、3月24日~28日の期間に行われている。

若い世代ほど「賃金が下がったとしても週休3日にしたい」人が多い

仕事のやりがいより生活重視

 調査対象者に、賃金が下がったとしても週休3日にしたいかを尋ねたところ、18歳~24歳のZ世代では「あてはまる」(23.7%)と「ややあてはまる」(31.1%)を合わせた割合が54.8%を占めた。一方、25歳~29歳では50%、30歳~69歳では47.3%と、若い世代ほど賃金が下がっても週休3日にしたいという人が多い。
 
Z世代は上の世代よりも仕事のやりがいを重視する傾向

 仕事のやりがいよりも普段の生活を重視したいかを尋ねた質問では、18歳~24歳のZ世代では「あてはまる」(30.6%)と「ややあてはまる」(36.6%)を合わせた割合が67.2%に達している。一方で、25歳~29歳では72.8%、30歳~69歳では72%と、Z世代よりも生活重視の割合が上回った。
 
若い人の方が「管理職になりたい」人が多い

 「管理職になりたい」について尋ねたところ、18歳~24歳のZ世代では「あてはまる」(13.1%)と「ややあてはまる」(26%)を合わせた割合が39.1%を占めている。一方、25歳~29歳では35.2%、30歳~69歳では22.8%と、若い世代の方が管理職になりたいと思っている人が多い。
 
Z世代の7割強が柔軟な雇用形態は少子化対策に「有効」と回答も、
「有効だと思わない」という意見は30代以上より若年層の方が多い

 柔軟な雇用形態の推進は少子化対策に有効だと思うかを尋ねた質問では、18歳~24歳のZ世代では「思う」(32.9%)と「やや思う」(40.9%)を合わせた割合が7割強に達している。一方で、「有効だと思わない」という回答は、18歳~24歳のZ世代では26.3%、25歳~29歳では32.8%、30歳~69歳では23.5%と、30代以上と比較して10代・20代の若年層の方が多い。
 
AIの仕事への関与、幅広い世代で肯定的な意見が多くを占める

 AI(ChatGPTなど)が仕事に関与することに対する意見として「よいと思う」と答えた割合は、18歳~24歳のZ世代では24.6%、25歳~29歳では19.2%、30歳~69歳では14.5%と若い世代ほど多かった。「よいと思う」と「ややよいと思う」を合わせた割合は、18歳~24歳のZ世代では76.6%、25歳~29歳では76.8%、30歳~69歳では75.5%と、肯定的な意見が多い。
 
AIの仕事への関与を「よいと思う」理由、
「仕事が効率化されるから」
「自身が苦手なところを補ってくれるから」が上位に

 AI(ChatGPTなど)が仕事に関与することを、「よいと思う」理由としては(複数回答)、「仕事が効率化されるから」が約7割でもっとも多く、「自身が苦手なところを補ってくれるから」が約5割でそれに続いた。
 
AIの仕事への関与を「悪いと思う」理由、
Z世代では「仕事が奪われる可能性があるから」
「仕事をさぼる人がいるかもしれないから」

 「悪いと思う」理由としては、18歳~24歳のZ世代では「仕事が奪われる可能性があるから」「仕事をさぼる人がいるかもしれないから」が約5割を占めている。また、30歳~69歳では「まだ人間ほどのレベルには達していないから」が約5割となった。
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