【いま注目のトレンドワード・210】 11月21日にトレンド入りした「BTSの人」。BTSといえば世界的な人気を誇る韓国のアイドルグループだが、なぜ「BTS」ではなく「BTSの人」という言い回しでトレンドにあがったのか気になる人も多いことだろう。いったい「BTSの人」とは誰のことなのだろうか。

 

話題になったのはサッカーW杯カタール大会開会式の一幕

　BTSは2013年にデビューし、韓国内だけでなく全世界で「BTSブーム」を巻き起こした音楽グループ。グラミー賞にもノミネートされた実力派である。メンバーはRM、SUGA、ジン、J-HOPE、ジミン、V、ジョングクの7人で、今回話題になった「BTSの人」とはグループの最年少・ジョングクのこと。

　彼が「BTSの人」として注目を集めたのは11月20日に開幕したサッカーW杯カタール大会の開会式で、大会公式ソング「Dreamers」を披露したのがきっかけだ。圧倒的なダンスと歌唱力を魅せつけ大いに会場を沸かせたジョングクに、BTSファンはもちろんBTSをあまり知らなかったサッカーファンも大盛りあがり。

　ジョングクのパフォーマンスに魅了された人たちがSNSで「この人BTSの人なのか。なるほど、人気の理由がわかった」「BTSの人のパフォーマンスが凄すぎる！」「BTSの人かっこいいし歌上手いしダンスも凄いって、天は何物与えたら気が済むの!?」と称賛の声を呟き、「BTSの人」がトレンドを賑わすこととなった。さらに「BTSの人」についてのつぶやきに対し、「そう言ってくれてありがとう！」「彼はジョングクっていうんです！　私の最推しを褒めてくれて嬉しい！」とファンが反応する場面も。

　メンバーが順次兵役へ行くため、現在活動休止中のBTS。休止中もメンバーそれぞれのソロでの活躍がこうして注目されると、BTSのファン「ARMY」たちも安心して活動再開を待てるのではないだろうか。（フリーライター・井原亘）

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている